職務放棄
記事一覧へ公開日: 2018/05/08
来店実戦での僕らの役割は、基本的には賑やかし。
毎週水曜日は海の日だとか5のつく日はジャグラーの日だとか、昔と違ってそんなことは謳えない世の中ですから、僕らみたいなモンがお邪魔して実戦することによって上手いこと盛り上げてくれればなと、お客さんとコミュニケーションを取ってくれればなというお店の狙いがあるわけで、やらしい話ギャラを頂いている以上、仕事を受けた以上はどんな状況であれ職務を全うしなければなりません。例え客層がアウトレイジだろうと、乳押し付けながら腕組みしてくる魔人ブウがいようとも。
しかし、賑わいすぎているのも困りもの。
先日訪れた大阪のとあるホールでは、パチスロの設置台数が300台弱に対し抽選参加人数は約600人。
賑やかしが役割というのであればこの時点で仕事の9割は終わっているといっても過言ではなく、こっそり帰ってもバレないんじゃないかと、朝と昼と夕方の3回だけマイクを入れてあとはマン喫でナニワトモアレからなにわ友あれまでを全巻読破しようかとも思いましたが、さすがにそういう訳にはいきませんのでとりあえず抽選を受けたところ、入場順は457番と台数を大きく上回る番号を引いてしまい、これにてパチスロを打てないことが確定しました。
こればっかりは仕方ない。むしろよかったじゃないか。大事な一台を、ポッと遊びに来た僕なんかが埋めることなく他のお客さんに渡すことができてよかったじゃないか。
…なんてことを自分に言い聞かせてみましたが、そうは言ってもやはり打つことも業務内容に含まれているわけで、不可抗力であるとはいえ僕は朝イチから仕事を放棄したカタチになってしまったのです。
その後、並ぶ必要もないのにキッチリ再整列をし(仕事ですから)、予想以上の並びで大幅にズレた開店を待ち(仕事ですから)、空き台なんてあるわけもないパチスロコーナーへと足を運び(仕事ですから)、グルっと店内を一周したところで一台だけ空いていた南国物語タイプAを見て見ぬ振りし(仕事だけれども)、何も空いてないぞとマイクを入れたところでこの日の業務は実質終了。
あとはあぶれたパチスロ客でごった返すパチンココーナーで適当に時間をつぶしながら、仕事をさせてくれ、乳押し付けていいから仕事をさせてくれと強く思いましたが、土曜日更新予定のブログを毎回何食わぬ顔で遅れて更新するような男がそんなことを言ってもまぁ説得力はないわけで、じゃあちゃんと仕事しろよという関係各位からのツッコミは、甘んじて受ける所存でございます。いつもごめんなさい。
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