サ道 14
記事一覧へ公開日: 2020/07/23
GOGOランプやハイビスカスを触って連チャンを願ったり、神拳勝舞中はケンシロウの呼吸に合わせてレバーを叩いたりと、パチスロを楽しむ上で皆それぞれ独自の打ち方があるように、ロウリュサービスの受け方も人によって異なり、皆、より効率良く熱波を取り込もうと思い思いのポージングで受けています。
もっともスタンダードなのは、背筋をピンと伸ばし、膝に手を置いて少し上を向くポーズでしょうか。別段変わったポーズというわけではないため、周りから奇異の目で見られることはなく、それでいて熱波を十分に浴びることができます。僕も基本、このポーズです。
次に多いのはバンザイのポーズ。
身体だけでなく指先まで熱波を浴びたい人は、自分の番がまわってきたら両手を挙げてバンザイをしましょう。従来であればお手上げ、つまり、参りましたの動作であるバンザイですが、ことサウナ室においてこのポーズは「もっと来い」、「まだやれる」と熱波師に訴えかける、戦意溢れるポーズとなっています。けど多く汗をかけるはずのこのポーズ、やってる人はデブが多い気がするのは気のせいでしょうか。
バンザイにも慣れてきたら、次はバンザイのポーズから手首を少し倒してみて下さい。ネット際でブロックをするバレーボール選手のように。
手首の角度をつけることによって上方に溜まる熱気が全身に降りてきやすくなり、熱波を逃しにくくなりますから。
熱波師に背を向けて、背中で浴びるのもまた一興です。熱波を浴びたその瞬間だけは肩や腰の痛みがほんの少し和らぎますし、熱波師に粗チンを晒す心配もないのでオススメです。
また、僕は一度だけ、ファイティングポーズで熱波を受ける人を見たことがあります。
幕の内一歩のようなピーカブースタイルで背中を丸め、熱波を受けたいのかガードを固めたいのか、よくわからない人でした。
このように、ロウリュサービスの楽しみ方は人それぞれ。周りに迷惑をかけなければ、立って受けようが両手を広げて受けようが、自由なのです。
ただ、ロウリュサービスがあるのは言うまでもなく熱波師のおかげ。高温多湿のサウナ室でのパフォーマンスは相当な重労働ですから、始まりと終わりは目一杯の拍手を熱波師に送ることも、お忘れなく。
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