ノスタルジック北斗の拳
記事一覧へ公開日: 2023/04/10
2チェって言いたい病
待ちに待ったあの台がついに導入されましたね。もちろん『e聖闘士星矢 超流星CliMAX349』ですよ! 筐体を見る限り、前作では筐体の左上に鎮座していた押せない火時計がなくなっており、ならば私が好きな最終煽りで「火時計を押せ!」と指示されるものの押せる火時計がどこにもない演出はどうなってしまうのでしょうか。
Cタイムやスマパチの打感以上に気になる押せない火時計演出。その謎を解き明かすべく、
導入初日に実戦して参りました。その模様はYouTubeにて配信中の「最速!? パチタリアン」にてご視聴頂けます。何卒よろしくお願いいたします。
告知ジョークはさておき、今週の話題といえば『スマスロ北斗の拳』しかないでしょう。あまりスロットは打ってこなかった人生ですが、4号機の『北斗の拳』だけは当時の熱気に煽られてガッツリと手を出しておりました。本機の全盛期はちょうど暇を持て余していた大学生の頃でしたし、世代がドンピシャ牛肉どまんなか。友人たちと伊勢佐木町のオリパサまで遠征し、ラオウを天に送ってやった胸踊るあの頃のツレ打ちの興奮の熱が、いまだにレバーを叩いた右手に残っています。
朝から抽選戦線を突破しないと打てないほどあまりに稼働が高い状況が続いていてふらっとは打てない『北斗』ではありますが、マメにシマをチェックしていたらAT抜け後の台がたまたま空きまして。ほんの2時間ほどのちょいの間でしたが念願叶って打つことができました。
当時は日課のように打っていた時期もありましたが、とはいえもう20年も前の話ですし、数値をしっかり頭に叩き込んでしっかりと立ち回っていたわけでもなかったので、実はさほど覚えてもいないんじゃないか? そんな不安が若干ありましたが、それは杞憂の中の杞憂でした。
まず、身体が中押しを覚えていることに感動のジャブ(覚えているだけでスイカはもちろんチェリーさえも思いっきり取りこぼすのですが)。そのあとジワジワと押し寄せるエモとノスタルジックの波。うわぁぁぁぁ北斗だぁぁぁぁ。めっちゃ北斗ぉぉぉぉぉぉ!! すげぇぇぇぇぇ! 私は今、猛烈に感動しているゥゥゥ!
初手の興奮を堪能すること約1時間。このあたりから痛烈に鬱タイムが我が身を襲うことになります。刺さらない1/4。上がらないスイカ。恐怖のリプレイ。そもそも引けない2チェ。そしてシン・サウザーステージの地獄ループ散歩。そして思い出すのです……。
そういえば当時もめっちゃ負けてたわ
ノスタルジーによる強烈な興奮から、ジワジワとあの頃の負けの感覚が蘇り蝕まれていく精神。使ってはいけないお金が財布の中から飛んでいく脂汗の感覚。打つ前は確かに右手に宿っていたポジティブな熱はどこへやら……。『北斗』を打つこと3時間でドラッグの禁断症状か何かが疑似体験できた気がしました(気のせい)。
でも確かにこの感覚が私にとってのあの頃のスロットだったんです。まさかここまで追体験できるとは『スマスロ北斗』おそるべし。でもあの重さの先に、まれにですが強烈な光があったことも事実で。4号機『北斗』は苦が9割で残りの1割がとんでもない楽だったという感覚を思い出せたので、1割を追体験できるまでは追いきるつもりです。
最後に改めてですが、『スマスロ北斗の拳』の盛り上がりはとんでもないですね。明らかに朝の集客がここ数年、いや、ここ10年で見たことがないほど多いです。この一週間はほとんどのホールで、ふらっと行って打てる状況ではなかったのではないでしょうか。私のようなパチンコ業界の末端でさえも、ウキウキワクワク感無量でしたよ。打ちたくてもなかなか座れないことが喜びになるなんて、ね。
PS.ランプ矛盾が早く見たいです。
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