例のnoteと騎士団
記事一覧へ公開日: 2024/04/11
泣くほど面白くないと思った人を推し続けることがそもそも理解できない
森本レオ子です。エイプリルフールにXのアカウント名を芦田愛菜に変更したら数日間名前を戻せない羽目になり、炎上したとです。会う人会う人に「なんでそんなことしたんですか?」と聞かれるのですが、そんなのウケると思ったからに決まっているとです。そんな恥ずかしいことをわざわざ言わせないでください………。
とまぁ、エイプリルフールから10日が経過してなお辱めを受けているのも全て自分が蒔いた種。勝手に実在の人物を名乗るモラルの無さが各所(特にパチンコ必勝ガイド編集部)に迷惑をかけることとなってしまい、大変申し訳ございませんでした。もしかしたら芦田愛菜さんご本人にもご迷惑をおかけしてしまったかもしれません。これが面白いと思ったセンスも含め、今一度反省して己を見つめ直します。
芦田愛菜さんの名前を使ってしまったのはもちろん、ご本人が好きであるというのが前提。しかし、好きだからといって何をしてもいいわけではもちろんありません。
先日、好きが暴走した末に推しからブロックされてしまった、とある若手お笑い芸人のファンのnoteが注目を集めておりました。推し活に勤しむ身としてもまれに推される身としても非常に興味深く、さっそく“例のnote”を拝読することに。
話題の概要をかいつまんで説明すると、とある若手お笑い芸人にガチ恋(恋愛対象として本気で恋すること)中のファンが、同士が集まるクローズドなスペースで語った妄想がセクハラに該当し、それが原因で件の芸人からブロックをされてしまったというもの。
しかし話題にされているのはその点ではなく、「泣くほど面白くなかった」といった推しの活動の本質を否定し、足を引っ張ることになりかねない発言をファンが繰り返す行為の是非なのです。おそらく例のnoteを読んだ大半の読者が、ブロックされた原因はセクハラ妄想ではなく、良かれと思ってネガティブな感想をSNS上に書き続けていたことにあると感じたからでしょう。
私のようなしがないパチンコライターでも「つまらない」「鼻につく」「ブス」といったことを言われることがたまにあります。とはいえ基本的には、女子ライター・演者に関していえばことさら、おちんぽ騎士団という単語が生まれるくらいには甘やかされている環境下に身を置いています。身もふたもない言い方をすれば、何を言っても褒めてもらえる。ということです。
パチサーのプリンセス熟女としての立場からしても、その状況を気色が悪いと感じる方々がいるのは頷けます。多少キツイ意見も混ざっている方が、健全な人たちから支えられているように見受けられてむしろ良い、とさえ思います。
ならばサブカルクソ熟女はネガティブな感想を発信する人をありがたいと思っているのかというと全くそんなことはなく、そりゃ個人の感想なんだからXだろうがスペースだろうがThreadsだろうが好きに悪く言えばいいよ。ただし、こちらが心血注いでやっている(書いている)ことを悪く言われると頭に血がのぼるくらいムカつく。だから他の応援してくれる人と同じように対応できるとは思わないでよ。が本音。
是非の問題ではなく、腹立たしいものは腹立たしいのです。
批判的なことを言われているのを目にしたら、私の場合はまず「どの口が言っているのか」を確認します。
日頃の投稿からしょうもない方だと判断したら、しょうもない方に何を言われても響かないなと溜飲が下がる日もありますし、しょうもないのにうるせえなと思う日もあります。この辺は気分です。命の母の効き具合によるかもしれません。
対してしょうもなくない方、ちなみに私が言うところの“しょうもなくない方”とは面白いorつまらないのジャッジにセンスが感じられる方を指しておりまして、そんな方々からの批判に関しては、センスが良い方のところまで届いたんだからむしろ批判すら喜ばしいと思う日もありますし、己の批評センスについての承認欲求を私で満たしてんじゃねえよと思う日もあります。
これまた気分です。命の母が効いていれば前者でいられますが、1回4錠を1日3回も飲まなきゃいけないらしいので、効く以前に続けて飲むことが困難ですから効いていない前提でご理解頂いた方がいいかもしれません。
例のnoteを読んで思い出したのは、チャンスの時間での永野さんの名言。「一般人からXを取り上げた方がいい」でした。
そうすれば推しがファンの行為に悩まされることもないですし、ファンがブロックの憂き目に遭うこともありません。そして、エイプリルフールに偽物の芦田愛菜さんが出現するだなんてくだらない事件も起こらなかったでしょう。
PS.いつも更新が遅れてすみません
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