パチンコ・パチスロブログ

森本レオ子

ライターはファン感のくじを引いちゃダメですか?

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公開日: 2025/11/20

 

PFOGの目線でパチンコを打つチェ・ホンマン。私も目撃したことがあります。

 

 

 

 

先週末に投稿したファン感のくじを絞り、ハズレを掴まされただけの動画のインプレッションが285万を叩き出しました。Twitter時代を含めればかれこれ15年ほどXをやらせていただいておりますが、おそらく自己ベストです。わーい。

 

インプレッションに対していいねが極端と言ってもいいくらい少ないのでバズったとは言えませんが、さほど尖ったところもなければクスクス程度の動画がどうしてここまで伸びたのか。どうして加藤鷹より熟女の水着より芦田愛菜よりもファン感のくじなのか。うれしい反面、アルゴリズムってヤツがますますわからなくなりました。

 

 

 

 

全国パチンコファン感謝デー。通称・ファン感。遊技中にくじを引いてテレビやらの人気家電からパチンコ景品でおなじみのジョアまで様々な景品が当たる、ちょっとしたドキワクが味わえる楽しいイベントが、パチンコ屋では年に数回行われます。

 

ファン感と聞いて真っ先に思い出されるのは、ダイソンの掃除機を引き当て、炎上した某フェアリンちゃんの事件。固定ハンドルが炎上するのは理解ができるけれど、当たりをSNSに掲載しただけで炎上することには到底理解が及ばず、怖過ぎると当時も今も思っております。

 

 

 

 

インプレッションが増えると、あるタイミングを境にクソコメがどこからともなく湧いてくるのがX界隈の常識。前述のハズレ動画投稿の際もそうでした。当たったら当たったで炎上するのによくくじを引くもんだ。要約するとそういうコメントがついたのです。

 

さらに困ったことに、そのコメントに対して擁護する方が現れ、全く知らない人同士がファン感のくじを巡ってリプバトルに発展していたのです。擁護してくださるお気持ちはありがたいですが、その擁護も「当たってもSNSにアップする人ではない(意訳)」とのことで、そもそも来店演者が豪華賞品を引き当てたら炎上するのは確定している前提で話が進むことに驚きました。

 

 

 

 

一度強烈なインパクトを残した実績があるので炎上する可能性があるのは解せますが、そもそもライターがファン感のくじを引いて賞品を当てることは炎上するような愚行なのでしょうか。当たった賞品をお客さんに譲ることがNGであるのは納得できます。ステッカーの配布すら厳しいなか、豪華家電を配るのがさらに良くないのは当然。

 

燃えることがわかっているんだからくじ引きを断ればいいだけじゃない。と思われるかもしれません。無理です。そんな酷なことを言わないでください。くじを目の前に出されたら反射で引いてしまいます。本能です。だってパチンコライターは世界中の誰よりもくじを引きたい生物なのですから。

 

 

 

 

極論、当たりくじが入っていなくてもいいとまで思っています。だって、1ミリも知りもしないキャラクターやアニメコラボだったとしてもびっくらポンに熱を上げるのがパチンコライターです。小学生の頃から当たりくじが入っていないテキ屋に全財産を注ぎ込んできた人間がパチンコライターになるのです。

 

くじを引く、ただその行為自体が汁なのです。汁を出したいだけなのでそれくらいは許してもらえませんでしょうか。世間様よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

ファン感のくじを引き、あまつさえ豪華景品を当ててしまうことが落ち度とされるのは、結局のところそれだけライター、演者がお客さんから疎まれているということなのでしょう。

 

日頃から来店や収録現場でチヤホヤされることに慣れてしまっているので、どうやら自分は愛されているらしいと勘違いしそうになりますが、この世のパチンコファンの大半からは疎まれているんだぞということを肝に銘じます。でもくじは引きます。どうせ当たんないし。

 

 

PS.ファン感って思ったより数字持ってるんだろうな。

 

著者:森本レオ子

和歌山県出身のロリ熟女パチンコライター。
2010年にフリーランスとして活動を始め、パチンコ専門誌やYouTube、専門チャンネルなどで活躍中。深い知識と台への偏った愛(?)に満ちた文章が武器。

単行本「パチンコが好きで何が悪い?」 写真集「キケンナアソビ」が好評発売中。

 

■ X:@reocopon

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