Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン
SANKYO
パチンコ・パチスロブログ
公開日: 2022/02/21
最近言われて一番うれしかったセリフは、「ネコ飼ってそうですね」です(おそらく服に毛がいっぱい付いていただけ)。
通常時に何も起こらない系の凪台が増えました。そこそこの優良店なら空き台がないレベルの稼働をキープしている『エヴァ15』や『リゼロ』がまさにそれだし、『ユニコーン』だってそう。新台なら『ルパン』もその部類。
メーカー名こそ“平和”なのに、予告の盛り方や激アツのハズし方は修羅だった平和の台(『乙女』シリーズは除く)が、名は体を表す演出バランスになるなんて。新しい『ルパン』よりも西陣の『モンキーターンV』の方が、よほど『消された』イズムを継承しているから面白いです。
これもひとえに、みなさま方パチンコユーザーが「赤が弱過ぎる」「チャンスはチャンスじゃない」「大望は絶望」「某店は遠隔」「〇〇は指定台」「△△はサクラ」などの多種多様なヘイトを、Twitterや5ちゃんねるや爆サイのコメント欄に書き込み続けた草の根運動のたまものでしょう。
ようやく民の声がメーカー様に届いたのです。まぁ一番の理由は、スマホを見ながら打つ人が増えたからだとは思いますが。むしろこれに尽きる気もします。通常時の何も起こっていない凪のお暇を打ち手が個々で解消できる時代だもんね〜。
そんな訳で今回は、レオ子ちゃんが勝手に認定した4大通常時に何も起こらない凪台『ルパン』『リゼロ』『エヴァ15』『ユニコーン』の通常時演出の出来をレビュー!! 「そう言えばアイツ、パチンコライターだったな」を久しぶりに思い出させる回、いわゆるハズレ回でございます。
【基本スペック】
大当り確率:1/319.6(通常時) 1/39.6(右打ち中実質確率)
時短突入率:50%(ヘソ) 100%(電チュー)
大当り出玉:約450or1500個(払い出し)
電サポ:60or10000回転
まずは4機種の中で最も新しい『Pルパン三世 2000カラットの涙』。
ルパンシリーズの定番演出であるタイプライタとタイマーはもちろん搭載されていますが、タイプ(タイプラって略す人もいるけどその呼び方がキライなのでタイプでいかせて下さい)はさておき、タイマーさえもなかなか出現しない凪っぷり。予告が弱々なのになぜだかバトルSPリーチ(大当りのメイン)に発展しちゃいましたパターンが多いです。
いわゆるケツ浮き当たりが多い台にする意図があるのでしょう。そういう台は何も起こっていない凪の時間も期待感を持ちながら打てます。しかし実際に当ててみて思ったのは、「これはケツ浮きだったな」と感じる流れは思いのほか少なく、結局のところタイプか神髄が絡むケースが大半。
こうなると常に期待しながら打つのは厳しく、気を持たせるのがちょっと下手かな〜と。その点はもうちょい不二子ちゃんを見習ってほしい。
とは言え、素晴らしい点はたくさんあります。特にRUSH中のタイプライタ。テンパイ煽り失敗からのプチュン→タイプの流れは鳥肌モノです。そもそもタイプが演出として超絶スタイリッシュなうえに、出現の仕方までオシャレだなんて、、、最高。
リーチ演出も含め、全ての液晶演出がめっちゃくちゃオシャレな点も素晴らしいです。めちゃめちゃイケてます。めちゃイケかつ爆イケ。ヴィジュ大爆発! 通常時に何も起こらないゆえの退屈さをビジュアルで補おうとしているのかもね。
【基本スペック】
大当り確率:1/319.6(通常時) 1/99.9(RUSH中実質確率)
RUSH突入率:55%/ST144回転まで(ヘソ) 100%/ST144回転まで(RUSH中)
大当り出玉:約300or1500個(払い出し)
大人気ですよね。その理由は明確で、1にスペック、2にスペック、3、4がなくて、5にレムのビジュアルでしょう。
正直、演出自体はひと昔どころかふた昔前のクオリティでお世辞にもよく出来ているとは言い難いし、演出解説でメシを食っている(おっぱいでメシ食ってるわけじゃないよ!)ライターとしてはこの台を手放しに褒めちぎるのは躊躇われます。
京楽台や牙狼に申し訳ないんだよなぁ〜。でも、面白いか面白くないかと聞かれれば面白いですし、実際よく打ちますし、その理由がスペックありきだとしても、面白いものは面白いのでやっぱり『リゼロ』は面白いです。
スペックの甘さや出玉スピードも圧倒的ですが、通常時の何も起こらないぶりも圧倒的。1000回転回して、SPリーチを一度も拝めなかったこともあります。そして、その凪っぷりに対する配慮はほぼ皆無。間を持たせる工夫は見受けられません。激アツフラグや大当りを引けないヤツが悪いんだ、そもそもパチンコって自己責任だろ? 文句があるヤツは打つな。と言わんばかりの塩接客です。
そんな超絶ドS台だからこそ、先バレモードカスタムにして役物がビシャーーーーンッ!! と赤く鳴った時の気持ち良さは格別です。これまでの塩対応を全て許し、完全服従を決め込ませてしまう魔力があります。非常に危ない台です。この台にハマってしまったが最後、真人間に戻るのは不可能かもしれません。
【基本スペック】
大当り確率:約1/319.7(通常時) 約1/99.4(高確率時)
確変突入率:59%/163回転まで(ヘソ) 100%/163回転まで(電チュー)
大当り出玉:約450or1500個(払い出し)
電サポ:100or163回転
今回取り上げる機種の中では唯一の非超速系で、消化スピードは他の3機種に比べると格段に遅いです。にもかかわらず、これだけの高稼働をキープしているんだからよほど演出が良いのでしょう。超速マシンほどの速さは望んでいない層にドンピシャのスペックだったというのもあるだろうけど。
実際私も初めてじっくり打った時に「なんて面白いんだ。とんでもなく面白過ぎる。『ユニコーン』超えたんじゃないか?」と思いました。が、それはおそらく私が『セカパク』『キセカチ』『シトフタ』あたりのカタカナ四文字系『エヴァンゲリオン』が好きだったゆえ。
熱中していた頃の『エヴァ』の再現度が高いんです。だから今作で初めてエヴァシリーズを打った人はどれくらい面白いと思えているんだろう……と考えると、シンプルに出来としてはさほど高くないんじゃないかって気がしてきました。あと、ぶっちゃけSTがあんまり面白くないです。玉が出ている時がつまらなくて、出ていない時がとんでもなく面白いって逆にスゴイですけど(笑)。
そして『エヴァ15』もルパン同様、映像がとんでもなくカッコいいです。眺めているだけで幸せになれますが、カッコいいのはアツいリーチばかりなので、通常時から間を持たせるためという訳ではないかと。
【基本スペック】
大当り確率:1/319.7(通常時) 1/41.1(右打ち中実質確率)
時短突入率:60%(ヘソ) 100%(電チュー)
大当り出玉:約450or1500個(払い出し)
電サポ:0or10000回転
1周か2周くらい回って、改めて『ユニコーン』が面白いです。やっぱりよくできてるよなぁ〜。特にリーチがよくできています。大当りに繋がるのは「覚醒」「決戦」「ユニコーンATTACK」「ストーリー」「ミネバ救済(たった一つの〜)」ですが、当たりに結びつくリーチ自体が多いんです。
そして本機の特筆すべきスゴイ点は、いわゆる“ワンチャン”リーチの大当り占有率が高いこと。そのおかげで通常時に何も起こらなくても、予告が多少弱くても、大当りが期待できるような構成になっています。
この中だと、「ユニコーンATTACK」と「ミネバ救済」はまさにワンチャン系。特殊発展経由だからそもそも絡められる予告が少ないストーリーリーチも信頼度が30%ほどしかないし、ワンチャンの括りに入れてしまっていいのかもしれません。
逆にこの中で最も仕事をしないのは圧倒的に「決戦」。信頼度的には上から2番目のグループですが、まぁ当たりません。ただ、そういう設定だからこそ下位リーチが活きるんです。ホント、上手くできている。
それに、「ミネバ救済」は当たればRUSH確定なのが良い。こういう法則を与えた場合、占有率が高過ぎるとそれ以外のリーチじゃRUSHが期待できなくなるし、低過ぎると救済発展が見込めずに弱リーチが死にます。何もかもが絶妙。
『ユニコーン』は速さと音だけでしょって人もいますが、そんなことないよと言いたいだけのために長文を書いてしまいました。ここまで読んで下さって本当にありがとうございます。次回はこれの3分の1くらいの文字数でしょうもないことを書きたいと思います。
PS.そもそも『ユニコーン』の脳を焼く音とテンポ、間は相当作り込まれているハズ。演出面のことをつらつらと書いたけど、結局のところ右打ち中の音と光とレバブルが好きです。
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