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パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2022/08/01
目押しとは、回転しているリールを無作為に止めるのではなく、対象の絵柄を狙ってリールを止めることです。
基本的にリールの絵柄は、ストップボタンを押して止めた位置から最大4コマ(リール上の絵柄1個=1コマ)までスベるため、停止させたい絵柄の4コマ手前までを枠内に狙えばいい、ということになります。
逆に1コマもスベることなく、特定の位置(例えば下段など)に対象絵柄をビタッと目押しして止めるのが「ビタ押し」。上中段または中下段の範囲に狙うのが「2コマ目押し」、上段~下段(リール枠内)の範囲に狙うのが「3コマ目押し」となります。
目押しすることのメリットは、
・小役の取りこぼしによるメダルロスを防げる
・ボーナスが成立した際にボーナス絵柄を即座に揃えてメダルロスを抑えられる
・特定の絵柄を目押しして小役を獲得するタイプの機種でしっかり出玉を増やせる(AT機など)
・機種によっては小役がハズれたことでリーチ目を察知できる
といった点が挙げられます。
AT中の目押しなどは出玉に直結するため非常に重要です。加えて、通常時に小役を取りこぼした際の損失は実際のところ数枚程度ではありますが、チリも積もれば何とやら。長時間プレイするほど取りこぼしによるメダルロスは大きくなっていきます。
また、目押しすることでレア役の種類を見極めれば、各種抽選の契機や抽選されたタイミングを把握しやすくなるのも利点。設定差のある抽選など、実戦サンプルを正確に集めることが可能となります。
さらに、目押しの精度がより高くなれば、技術介入度の高いマシンをプレイする際は勝負を有利に運べるでしょう。
目押しは個人差こそあるものの、コツさえつかめば確実にできるようになるもの。練習することでその精度をアップさせることもできます。
大事なポイントは2つで、まずは「絵柄をしっかりと捉える」こと。
これは、まずリール上の7やBARなど、小役絵柄よりも大きいサイズのボーナス絵柄を捉えることから始めるといいでしょう。
もう1つは「リールが1周するタイミングを体で覚える」こと。
リールは約0.78秒で1周しており、すべての絵柄は一定のタイミングで視界を通過していきます。何か1つでも絵柄が見えれば、そこからタイミングをとることで、特定の箇所を狙えるようになります。
目押しには前述の「タイミング」と、すべての絵柄をハッキリと認識したうえで目押しする「直視」の2パターンがあり、目押しが上手い人は「直視」できることが多い傾向にあります。
ですが直視でも、結局はリール1周のタイミングがつかめていなければ正確な目押しはできないため、リール1周のタイミングを体に覚えさせることは極めて重要と言えるでしょう。
それでは具体的に、目押し初心者にもハードルが低い『ジャグラー』シリーズの『マイジャグラーⅣ』(北電子)を例に挙げて解説していきましょう。
まず「リールの絵柄が何も捉えられない」という場合は、右リールの「7とBAR」を狙って練習するのがオススメ。
本機のボーナス絵柄は他の絵柄に比べてかなり大きく、横にもはみ出しています。タイミングをとりつつ、はみ出ている大きな固まりを狙ってみましょう。
右リールの「7とBAR」が狙えるようになったら、次は左・中リールの「7」です。
絵柄の星の部分は光が透過していますので、キラッと光るのを目安に止めましょう。光る面積はリール右側のほうが目立つので、視線を右に寄せていれば捉えやすいはずです。
左リールには7が2つあるので、タイミングがとりにくいかもしれませんが、これは練習あるのみ。すべてのリールの7が見えるようになれば、ボーナスを自力かつ最短で揃えられます。
7が狙えるようになったら、今度は左リールにあるBARの目押しに挑戦してみましょう。BARを狙えるようになれば、チェリーの取りこぼしが防げるため、メダルのロスを減らすことができます。
左リールにBARは2箇所ありますが、どちらもチェリーがくっついているので見やすい方でOK。リールが1周するタイミングがつかめれば、好きな方のBARを狙えるようになります。
ジャグラー以外でも、現在の機種はボーナス絵柄の近くにチェリーやスイカが配置されたリール配列となっていることがほとんどです。各リールのボーナス絵柄を目押しできれば、大抵の機種でチェリーやスイカの取りこぼしを防ぎ、メダルのロスを抑えることができます。
また、冒頭でも触れたように、リールは最大4コマまでスベる(対象の絵柄を揃えようとして引き込む)ので、チェリーやスイカを獲得するのに、毎ゲーム正確な位置を目押ししなければいけない、という訳ではありません。
目立つボーナス絵柄は見える。でも、それしか見えないから、近くにボーナス絵柄がない小役を狙うのは難しい…というレベルの方は、タイミング押しの精度を上げる方法を試してみてはいかがでしょうか。
具体的な練習方法は以下の通り。
まず早口で「だるまさんがころんだ」と発声してください。これがだいたい約1秒(手元の時計を見ながら声に出してみましょう)。リールの1周はだいたい0.75秒~0.79秒ですから、例えば基準となるボーナス絵柄の反対側にある小役を停止させたい場合は、
「だるまさ」
のあたりで押せば、ちょうど目的の絵柄が枠内に停止するはずです。このような感じで、リール配列とにらめっこしながら「これを狙いたい場合は“だるまさんがこ”のタイミングだな」などと調整していけば、見えない絵柄でも停止させることができるようになります。
練習を重ねてタイミングが身に付けば、あとは感覚だけで狙いたい箇所を停止させることができるようになるでしょう。
2コマ目押しならできる、というレベルの方にオススメなのが、上下方向の眼球運動。
眼球を上下に小刻みに動かすことによって、一度捉えた絵柄をなるべく長時間見続けるようにします。
最初はリールの回転速度についていけないと思いますが、繰り返し練習を続ければ、配列の中の特定の絵柄だけを視認できるようになり、ビタ押しの精度もアップすることでしょう。
少し前に大流行した低貸のお店や低貸コーナーで目押しの練習をするというのが1つの方法として挙げられます。
5円スロット、10円スロットなど耳にしたことがあるでしょうか。要は1000円50枚(47枚貸しなどもあり)で借りていたコインが5円スロットだと1000円200枚も借りられるのです。これによっていつもより4倍も長く遊べるので目押しの練習をするのに低貸はもってこいなのです。
ちなみに今でも普通に低貸のお店や低貸コーナーはあるのでDMMぱちタウンで検索してみましょう。
昨今はゲームセンターでもパチンコ・パチスロが設置されていることが当たり前のようになってきました。また、パチンコ・パチスロ専門のゲームセンターも存在しています。
ゲームセンターなので景品交換はできませんが、安価で遊べるというのが目押しの練習には適しているはずです。専門店では3000円くらいで終日プレイ可能という所も存在しているので是非活用してみましょう。
昔からコンシューマーゲームなどで実機を再現しているソフトがありましたが、今やメーカー直で実機アプリ配信をしているのが当たり前の時代になってきています。
特にスマホはアプリさえダウンロードすれば、自身の携帯でいつでもどこでもプレイすることが可能…ということでオススメ練習法の1つと言えるでしょう。
ただ、PCアプリ・スマホアプリどちらにも言えることですが、実機を再現しているものの実機そのものではないので、目押しの感覚が若干違ってくるかもしれません。そのことには留意しておきましょう。
ホールの営業時間外でも練習したい、アプリではやはり目押しの感覚が…という方には中古機専門業者のサイトから実機を購入して家で練習をするという方法もあります。
昔の中古機は購入すればそれこそホールからハズされた台がそのまま自宅に…となっていたので、メダルも併せて購入しなければならないとかメーカーによってはトランスも必要でした。
しかし、今や中古機はメダルレス化&トランス不用が進んでいるのでそこらへんの問題も解消され、例えば夜中に家で練習をしてもメダルの払い出し音がうるさくて周りの住宅に迷惑がかかるということも少なくなってきています。
時間やお金の問題が少ないいわゆる“家スロ”はもしかしたらじっくり自分のペースでできる最善の練習法かもしれません。下記の家スロ家パチのすゝめで具体的に解説しているのでチェックしてみてください。
パチスロ機の正式名称は「回胴式遊技機」。つまり、パチスロは「遊技(ゲーム)」であると位置づけられています。
では、パチスロが遊技として成立する主なファクターは何かと言うと、それが目押しに代表される技術介入性。ゲームとは、個人の技量や習熟度に応じて結果に差が出るものだからです。
この1点においても、やはりパチスロから目押しというゲーム性がなくなることはないでしょう。
ここでは、現在までにパチスロと目押しがどのような歩みを続けてきたか、ざっとではありますがご紹介していきましょう。
●1号機~3号機(1985年頃~1992年頃まで)
1985年(昭和60年)のパチスロ(1号機)登場の時点から、すでに目押しとパチスロは密接な関係性にありました。ただし3号機時代までは、メーカーの意図せぬところで目押しが大活躍することになります。
まず1号機時代。この頃はパチスロ黎明期ということもあり、設計上の問題で、目押しによる小役抜き(狙った役をある程度自由に揃えられること)が通用する機種がチラホラ存在していました。それはつまり、目押しさえできれば確実に勝てる、ということ。
有名どころでは『トロピカーナ7X』(メーシー)や『ファイアーバード7U』(瑞穂製作所)、『ナイアガラ』(サミー工業)などが挙げられます。
2号機・3号機時代になると、さすがに単純な小役抜きはできなくなりました。
しかし、集中(現在のATのような小役が揃いやすくなる状態)の即転落を回避する打ち方や、逆押しや1枚掛けなど、特定の打ち方で小役を揃える手順が極めて効果的だったのです。そのため、やはり目押しパワーで大幅に勝率を上げられました。
ちなみに、この頃までのパチスロは、現在に比べ筐体がかなり貧弱な作りになっており、リール幅がかなり狭い、バックライトがないなど、とにかく視認性が低いものでした。
興味がある方は古い機種で遊べるゲームセンターなどで確認されてはいかでしょうか?
●4号機(1992年頃~2005年頃まで)
前述した強力な攻略法を除き、3号機までの一般的な目押しの可否は、ほぼ「ボーナス絵柄を揃えられるかどうか」だったと言えます。小役狙いに関しては、一部の上手いプレイヤーが実践していたというところでしょう。
ところが4号機『クランキーコンドル』(ユニバーサル販売)の大ヒットにより、プレイヤーの目押しへの意識はグッと上がることになりました。「通常時もBIG中も、2コマ目押しができればもの凄くお得だよ」というコンセプトを、明確にメーカー側が用意したためです。
これに他社も追随し、技術介入要素を搭載した機種が大幅に増えていきました。手順を踏まえて正確に目押しをしつつ消化すればほぼ勝てる、という状況にプレイヤーが熱狂したのです。
この流れは、史上初の押し順ナビ搭載機『イーカップ』(エレコ)以降から始まる、4号機の押し順AT機ブームまで続くことになります。
●5号機~現在まで
初期の5号機は、ある程度の目押し力を必要とする機種が多く存在しました。通常時の小役を取りこぼさない、RTのパンク回避が必要、ボーナス絵柄の目押しでART中に出玉が増加など、重要度は高かったのです。
しかしその後、押し順ART・AT機がメインになることで、目押しの重要度はそれまでより低くなっていきました。
とはいえ、『ハナビ』(アクロス)や、2018年に登場した『パチスロディスクアップ』(サミー)のヒットにより、目押しすることの楽しさや緊張感を体感できる機種が現在でもリリースされ続けています。
ここからは編集部がセレクトした目押し力が勝負に欠かせない、技術介入度の高い機種をご紹介。以下のマシンで目押しがしっかりできれば、あなたも立派な目押し上手です!
目押しの成否がARTのゲーム数やCZの天井ゲーム数を左右するという、シリーズ伝統の要素を盛り込んだマシン。成立役把握による全小役奪取や、BIG中の最大枚数獲得、CZ「運命分岐モード」での目押しなど、目押しによって機械割をアップできる要素が用意されている。
主にボーナス中の目押しの精度が機械割に影響するマシン。スペック面にも特徴があり、技術介入度が極めて高い「チャレンジボーナス(CB)」の確率が、設定によって大きく変わる。CB確率が格段に高い設定CおよびC+は、CB中のビタ押しが完璧なら、勝負において大きく有利になる。
AT機でありながら、目押しの精度がモノを言うマシン。目押しは基本的に「右リールの2連絵柄を狙う」というシンプルなものだが、発生頻度が高いため、勝利へ近づくには高い成功率をキープする必要がある。赤い筐体は偶数設定(技術介入は要ビタ押し)、青い筐体は奇数設定(技術介入は要2コマ目押し)と、見た目で設定の遇奇を判別できるのも特徴。
ここまで目押しについて解説してきましたが、現行の6号機では過度な目押しが必要ない機種も存在します。どうしても目押しが向上しない場合は編集部がピックアップした以下の機種を打ってみるというのも手段の1つです。
シリーズを踏襲した一撃性の高さが魅力のマシン。規定ゲーム数を消化することで突入する「ジャッジメントバトル」に勝利するとAT「デビルラッシュ」へ! AT中は超上乗せ特化型になっており、初期ゲーム数を決定する際は過去シリーズで好評だった「鉄拳アタック」も復活。AT1回あたりの獲得期待枚数は約1600枚にも及ぶ。
5号機で一世を風靡した『アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-』のスピンオフマシン。お馴染みとなる液晶で数字が揃えばATという分かりやすいゲーム性を踏襲しつつも、初代に登場したハーデス、ペルセポネ、ケルベロスが愛くるしい3Dキャラに扮し液晶内を所狭しと駆け巡る。もちろん、GOD揃いも踏襲しており、一撃性にも長けているぞ。
6号機では安定した人気を誇っていると言っても過言ではない本機は目押しという目押しが一切不要なAT機。基本的には初代“絆”を継承しつつも朧チャンスや月下閃滅などあらたな要素も加わって抜け目ない仕上がりになっている。安定した人気があるだけに高設定も入りやすい機種と言えば本機ではないだろうか。
押し順AT機が主流となっている現在でも、目押しができるとできないとでは、パチスロの楽しさは断然変わってきます。むしろ、目押しの上達そのものがパチスロの楽しみと言ってもいいかもしれません。
目押しが上達することで、打てる機種の選択肢が広がるのも大きな利点です。
どんな方でも目押し力は上達しますので、全然できない、もしくはちょっと苦手、という方もしっかり練習して、パチスロの真髄とも言える目押しに積極的にチャレンジしてみましょう。
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