究極の選択
記事一覧へ公開日: 2022/11/08
究極の選択というモノがあります。
程度の低いところでいえば、小学生にはおなじみの「カレー味のアレとアレ味のカレーどちらを食べるか?」の選択。もう少し大人の話でいえば「海で溺れている子供と老人、どちらを先に助けるか?」のような。すぐには答えに辿り着けない、難解な選択。それが究極の選択です。
人生は選択の連続です。その時は気付かなくても、後々になって「ああ、あれは究極の選択だったな」と思うこともしばしば。私もさっき、このコラムを書くか、それとも半裸のままソファーの上でダラダラし続けるか、究極の選択を迫られました。結果、コラムを書くことにしたのですが…果たして、この選択は正しかったのか? それは後になってみなければわかりません。選択とは、往々にしてそういうモノです。
もしも私がこんな質問をされたら、それは究極の選択になるでしょう。
「アナタが一番好きな7絵柄の色は何ですか?」と。
歴史上もっとも採用率が高く、スタンダードと言えるのは赤。
(クランキーセレブレーション)
赤7はパチスロの根源と言っても過言ではないはず。
それに次ぐのが青か。
(パチスロディスクアップ2)
青7はスタイリッシュ。
ファンファーレや消化中のBGMもカッコイイのが多い。
白7も捨てがたい。
(パチスロ マッハGoGoGo)
AT機なんかではブランク絵柄的なポジションに収まりがちですが、一直線に揃った時のインパクト、1000枚ぐらい一気に出そうな不思議な期待感がそこにはある。
黒7はイケメン。
(パチスロ鉄拳4デビルVer.)
BARと同じ色なので100枚ぐらいしか出なさそうにも思えますが、見た目が邪王炎殺黒龍波っぽくなるので中二病心がくすぐられます。
他にも、黄7・ピンク7・紫7…ああ、全部いい。そう、全部いいんだよ。もしもアナタが40歳で、ある日とつぜん謎のプロデューサーさんから
「乃木坂のメンバー、誰でも好きな子を選んで連れて帰っていいよ?」
って言われたら、どうしますか? 私なら全員連れて帰ります。だって全員、名前と顔が一致しないんだもの。オジサンって悲しいよなぁ。まず全員連れて帰って、名前と顔の確認をして、それからオーディションしないとダメだもんなぁ。
いや何の話? そうそう、全部いいんだよって話ね。
全部いいんだけど、私は緑7が好きです。パチスロの7絵柄として採用される率で言えば、激低の緑。最近の台でパッと浮かぶのは『哲也』ぐらいですかね。
(パチスロ 哲也 ー天運地力ー)
でも違うんです。『哲也』の緑7もいいんだけど、そうじゃないんです。
私は『コングダム』の緑7が好きなんです。
ぎゃぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!
かっこいい!
『コングダム』だけ配列そのままに載せちゃってますけど、この配列込みでのカッコ良さなので。このさぁ、フォルムですよねぇ。これが細めの7だったらダメなんですよ。揃う気がしなくなっちゃう。この野暮ったい、太目な感じがいいんです。それが緑色とマッチしていて、まるでいとも簡単に揃いそうな絵柄になっている。まあ、実際はそう簡単に揃わないんですけどね。上の出目はベルorボーナスの1リール小役ハズレ目なんですけども。普通にベルが揃いますから。いやでもねぇ、緑7が良すぎてベルが揃ってもちょっと嬉しいんですよ。
「ああ、ベルか。まあでも、ただのベルで緑7が2個も見れちゃったから、ある意味ではボーナスだよな」
って。5号機の『コングダム』は作りがちょっと1枚役ゲーって感じでアレでしたけど、4号機の『コングダム』は本当に面白かった。テトラリールと出目のかみ合わせの良さ、その不意を突く感じの、まさに野性味あふれるボーナス察知に当時の私は釘付けでした。
【ティティティティーンっ♪】
つってね。アツいんだよなぁ。もう1回聞きてぇなぁ。緑7、揃えてぇなぁ。
余談ですけど、『コングダム』にはスイカがありません。その代わり、ベルが出現率の低いフラグになっていました。4号機は15枚役だったかな? これがねぇ、素晴らしいバランスなワケですよ。だって緑7があって、更にスイカもあったら、リール上に緑が多すぎるでしょう? リーチ目の構成として美しくない。というか、美しくするのが難しくなる。その辺をちゃんとわかってるのが素晴らしいよねっていう、そういう話ですよ。
…あれ? 大丈夫かな? 付いてきてるかな? なんだか後ろを振り返っても誰もいない気がしてきたぞ。
どうやら私は究極の選択に失敗したようなので、今からソファーの上でダラダラしようと思います。
By HYO.
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