パチンコ・パチスロブログ

HYO.

たかはまくん

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公開日: 2023/01/31

 

ここ数ヵ月、どうしても打ちたい機種がある。それは今から24年前にホールデビューした、アルゼ(現・ユニバーサル)の『ジロキチ』だ。

 

 

 

 

ぐあぁぁあああ、懐かしい!

 

仕様的にはBIG1回で400枚以上の獲得が期待できるA-400タイプ。BIG中はリプレイハズシで小役ゲームを引き延ばしつつ、小役を奪取することで獲得枚数をアップできるんだけど、必ずしもリプレイハズシができるとは限らないんだよね。変則押しをしてリプレイが下段にテンパイすればリプレイハズシが可能なんだけど、それ以外のテンパイラインだった場合は配列・制御上でもハズシが不可になってしまう。そこは運。運が悪いと小役ゲームを全然消化できずに3回目のJAC INを迎えてしまって、350枚ぐらいでBIGが終わる。逆に、小役のヒキとリプレイのテンパイラインに恵まれれば、500枚以上の獲得も可能。

 

これがねぇ、好きだった。後にリリースされる『デュエルドラゴン』も同じシステムだったなぁ。っていうか、デュエルドラゴンはこのジロキチと同配列なんだよね。リーチ目も共通しているのが多かったはず。本当は配列も見てほしかったんだけど…さすがに24年前のマイナー機の配列はネット上のどこを探してもありませんでした(笑)

 

…と思ったら、あった!

 

 

 

 

小判が他の台でいうところのベル。通常時は第3停止時に各リール1個ずつ、上・中・下段のいずれかを点灯させるっていうフラッシュが発生するんだけど。そのフラッシュが各リール全て小判の上だったらボーナス確定。

 

「シャリン!→シャリン!→シャリン!→(確定告知音)」

 

っていう。ああー、懐かしいなぁ。

 

ちなみに僕はこの台、全然打っていません。好きだったけど、ほとんど打ってなかった。

 

だって18歳だよ? お金ないじゃん。だから、友達のたかはま君が打っているのを横でいっつも見ていました。

 

たかはま君はパチスロが大好きだった地元の友達で、すごく優しくて良いヤツでした。目押しがあんまり上手くなくて、ボーナスはほとんど僕が揃えてあげていました。そう、僕は彼のボーナス揃え要員だったんです。

 

まあでも、こうやって配列を改めて見返すと、たかはま君がボーナスを目押しできなかったのも仕方ないと思いますね。

 

だって、赤色ばっかりじゃん! 当時の見えにくいリールで、色目押しの人は赤7を狙うのがキツかったんじゃないかな、と。ジロキチ絵柄も青緑でリプレイとかスイカに混ざるし。BARの黒は回転上だと消えるだろうし。僕はね、まあ、あの、天才っていうか、最初から直視できたので、まあ天才ですね、はい。天才はたかはま君に変わってボーナスを揃えたり、スイカを狙ったり、リプレイハズシをしたり、リーチ目が出たら教えてあげたりしていました。僕は何をやっていたんでしょうね。暇だったんでしょうね、ええ。金はないけどパチスロが好きだったんです。ホールに居たかったんです。ただそれだけ。

 

つーか、スイカが横切りじゃんね。この頃から横切りスイカフェチだったんか…やっぱり変態性ってナチュラルボーンなんだなぁ。

 

リーチ目も、どうだったかなぁ? 左下段にスイカ付きのジロキチ+右中段にスイカ付きのジロキチはBIG確定だった気がするけど。たぶんデュエルと同じだよね?

 

あと右下がりの小判テンパイは小役ハズレでリーチ目だったような…あ、そうそう。1枚役があるんですよ。小判・小判・BARの1枚役。コイツが曲者でねぇ。取りこぼすとリーチ目っぽい出目が出るのよね。あと、イジワル制御で小役の引き込みも悪かったと思う。

 

4号機は5号機以降にあった「成立している小役は可能な限り引き込む」っていうルールがなかったから。それはそれは、やりたい放題でしたよ。イジワル制御、嫌いだけど好きだったなぁ。おっさんには伝わるんだよなぁ、この感じ。

 

このジロキチを、今打ちたい。今の目押し力とリーチ目索敵能力を持った状態で、もう1回じっくり打ってみたい。たぶん

 

「デュエルドラゴンと同じじゃん!」

 

っていうオチが待ってるんだろうけど。だとしても、打ちたい。できれば、たかはま君と一緒に並び打ちしたい。元気かなぁ、アイツ。最後に会ったのは、ゴリラみたいな女子4頭との地獄みたいな合コンだったなぁ。ウホウホ言いながら1次会で解散したっきりだもんなぁ。

 

たかはま君。いや、はまちゃん。もしこのコラムを見ていたら、DMください。全国どこかのスロゲーセンでひっそりと息をしているジロキチに、一緒に会いに行こう。またボーナス揃えてあげるからさ。

 

By HYO.

 

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