パチスロひぐらしのなく頃に祭2
オーイズミ
パチンコ・パチスロブログ
公開日: 2020/12/26
さぁ、始まりました! パチスロ攻略誌在籍10年、 パチンコ・パチスロメーカー在籍6年。
異色の経歴を持つ石橋ベンゾーが、ホールに導入されたばかりの新機種についてアツく語る「多ベンログ」がこの度、スタートすることになりました~。
タイトルの「多ベンログ」は色々掛けてますけどご想像におまかせして、とにかくこれを読んでくださる方に少しでもパチスロの魅力や有益情報などお届けしようかなぁと思ってます。
一応、メーカーに6年いたので、そういった視点も織り交ぜながらやっていければなと。どうぞ、よしなに!!
で、栄えある第1回目ということで、今週導入されたばかりのオーイズミさんの注目機種『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』をチョイスしてみました。
え~っと、別に原作や初代が好きだったから是非とも!! っていうこだわりがあったわけではなく、前評判が良かったのでどんなもんかなぁと興味本位で選んだわけですが、いやいや…オーイズミさんの開発力の高さに普通にビックリしたわけです。
とりあえず、ざっくりとゲーム性の概要から説明していきましょうか。
本機種はリアルボーナスを搭載した完走型ART機で純増は1G/1.0枚、ボーナス後に突入するCZ「運命分岐モード」中にART突入リプレイ(ベルリプレイ)を引けばART「運命の解」に突入。1セット30Gor50Gor90G継続のどれかが選ばれます。
ちなみに、ART90Gの場合は上の画像のようにチェリーが停止します。チェリーもリプレイになってますよ。
で、途中でボーナスが成立しても揃えない限りは1セット終了まで継続してくれます。なんせ完走型ですからね。完走型というとパチスロ歴が12~3年くらいある方には分かると思いますが、5号機初期によくあったゲーム性です。あの頃は完走型RTでしたけどね。
パチンコ・パチスロユーザーの中には懐古主義的な方がいる一方で、古くさいゲーム性を嫌う層も一定数いると個人的には思っています。でも、なんでしょう。この『ひぐらし祭2』には古くささなんか感じられなかったんですよね。
もちろん、液晶演出ひとつとっても今回用に新規で映像を制作したとのことなので、そんなの微塵も感じません。初打ちの際に「最近のパチスロはホントに液晶演出のクオリティ高いよなぁ」なんて羨望のまなざしで見ていましたし、新機種なんですから今の時代に適したものに仕上げてきて当たり前じゃないですか。
とどのつまり、僕は今の市場環境がそうさせているんじゃないかと思うわけです。言ってしまえば『パチスロディスクアップ』の存在ですね。
『ディスクアップ』は4号機のゲーム性を踏襲したのがウケて、人気とシェアを獲得しました。ウケた理由の1つは皆さんもご存知の通り、技術介入度が高いことによる「甘さ」です。
今回の『ひぐらし祭2』も公表されている機械割が設定1で96.5%~103.0%になっていて、色々完璧にこなすと設定1でも100%を超えられるわけです。
一応、初代の『パチスロ ひぐらしのなく頃に 祭』もシリーズ機である『パチスロ うみねこのなく頃に』も技術介入度が高いことによる甘さをウリにしてきたわけですから、RTが完走型ARTになろうが機械割が100%超えていれば意識がまずそこにいっちゃうんですよね。皆さんがどう感じるかはさておき、僕はそうなりました。
『ディスクアップ』が世間的に認知されたことでゲーム性の先入観がなくなる。これは今回、オーイズミさんもわかってて、初代を6号機用にアレンジしたんじゃないかなぁと思います。
まだちょっと早いかもしれないですが、いずれは『ディスクアップ』もなくなる存在。「甘いのがお好きな層」の受け皿になりそうな予感がします。世間的に認知されているからこそ、ホールも運用の仕方に慣れてきているとは思いますしね。
さて、今回のこの「多ベンログ」を書く上で、2度ほど『ひぐらし祭2』を実戦してきました。1度目はメーカーショールーム、2度目はホール。今後もこんな感じでやっていくんですが、ちょっと皆さんにアドバイスできそうなことを発見したんでご紹介していきますね。
まず、3種類ある1枚役の存在ですかね。「青7orBAR・オレンジ・オレンジ(1枚役A)」「白7・オレンジ・スイカ(1枚役B)」「白7or赤7・青7orチェリー・オレンジ(1枚役C)」の計3種類。
文字にしただけではクッソわかりにくいので、画像を参照してもらいたいのですが…。
この3種類の1枚役の確率がなんと合算で約40分の1になっちゃうんですよ。塵も積もれば山となるということわざもあるんで有無を言わさないところもありますが、ある程度打ってたら台からひしひしと感じてくるんですよ。
液晶演出はわりとシンプル、CZは200or400Gおきにしかやってこない。「1枚役を狙うんだ、狙うんだ!」って聞こえてくるんです。ま、実際、ART中なんかは露骨ですよね。パネルフラッシュまでしてレア役が成立していることを教えてくれるわけですから、目押しがそこそこ出来る人なら狙わなきゃならんでしょって思ってしまいます。
機種が機種なんでという見方もありますが、そういう小役を根こそぎ取るのが好きな方とか小役カウントなど作業しているのが好きな方、勝ちに徹している方などはぜひ中押しでチャレンジしてみてください。
細かい手順はDMMぱちタウンの機種ページを見るか、小冊子にも細かく載ってますのでそちらに譲るとして、効率良く1枚役を奪取するコツを。中リール枠下に白7または枠内に青7を狙った際の中・右リールのテンパイ型に注目!!
本機種の有効ラインは2ラインなので、実際1枚役が成立した時に中押しすると上段か右下がりに該当する役がテンパイします。もちろん、ちゃんと目押ししてくださいね。
その有効ラインに停止した小役が「オレンジが1つの場合は左リールに白7狙い」、「どちらもオレンジだった場合は左リールに青7(orBAR)狙い」っていうふうに覚えればわりとサクサク回せます。中と右リール、両方ともオレンジじゃなければ全部白7狙いでOKって思えば楽じゃないです? 左リールに狙う絵柄がありすぎるので絞っておくことが大切かなと。
あと、ひとつ重要な情報があって、レバーONで演出が発生しない場合は確定チェリーなど以外、1枚役を含むレア役の可能性ゼロなのでフリー打ちでOKなのもポイントですかね。
ちなみに、ホール実戦でかなりボーナスが引けたというのもあってか、中押しでのリーチ目に気づくこともしばしばありました。まだ青7狙いでしかやっていませんが、順押しよりも中押しの停止出目に命をかけてそうな開発サイドの意気込みを感じましたよ!
左の出目は中リールがビタなら右リール下段にオレンジ停止の時点で2確!? 1枚役Cが成立した場合は中リール上段にチェリーを引き込んでくるんですよね。右の出目はオレンジテンパイハズレですね。まさかハズれるとは思わなかったですが…!
ただ、ちょっと初見では戸惑うような玄人向けな出目が多い印象。いや、オーイズミさんの機種は4号機の『スペックA』や『エルレボリューション』以来、打ち込んでないというのもあり、初代の『ひぐらし』でさえも触った程度なので、これが当たり前と言われればそれまでですが。
個人的には『ディスクアップ』を引きずりおろすには、小役のダブルテンパイハズレなどインパクトの強いリーチ目を多めにしておいてもよかったのかなと。そうすればライトユーザーも食いつきやすかったのかなと、ふと思いました。
もう1つ気づいたのは、CZ「運命分岐モード」でナビストックがなくなったり、ナビの抽選に漏れて通常時に戻る時。最終リールの白7を上or中段に目押しして白7が中段に停止すれば次回のCZ突入ゲーム数が200Gになるのですが(失敗すれば400G)、目押しがあまり得意でない方は最終リールを右よりも左リールにしたほうがいいかもしれません。
これはあくまでも実戦上のことなんですが、右リールの目押し判定の範囲が厳しいのではと思っています。2コマの余裕があるのに2コマっぽくないんですよね。オヤシロとひぐらしボーナス中の技術介入も右リール上段に青7をビタ押しして枚数調整をすれば最大獲得枚数を奪取できるんですが、うまくいかないことがしばしば。まぁ目押し中級者で色押し派の僕なのでっていうところもあるんでしょうけどね。
ただ、左リールに関しては白7を中段に押すのに半コマ上でも判定OKっぽいので、右リールよりも判定範囲が広い予感がします。実際、気持ち早めの感覚で成功率もだいぶ上がったので、もしあまり目押しが得意ではないという方がいれば参考にしてもらえればと思います!
さて、今回から始まった「多ベンログ」いかがだったでしょうか。個人的には出目の作りこみがしっかりしている機種って大好物だったりするんで、今後もちょいちょい打ってその度に何かしらの発見をしたいですね。
そう思わせてくれる時点でもう良台です。では、最後にちょっとしたまとめでシメにしたいと思いま~す!
では、また次回の機種でお会いしましょう!
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