三くだり半

盆や正月などの大型連休は、例外はあれど基本的には回収営業。放っておいても客が集まるわけですから、ホールとしては利益目標を達成するまたとないチャンスです。

その煽りを食らっているのか、それとも僕がヘタクソなだけかはわかりませんが、ここ1週間での負け額は過去最大となる大30枚に迫ろうとしており、野菜と果物と陰口の次に、シルバーウィークが嫌いになりそうです。

男女関係がそうであるように、こういう時は少し距離を置くことで事態は修復したりするものですが、そうはいってもパチスロを打つのが仕事ですから明日も明後日も明々後日もパチスロと過ごさなければなりません。

そんなわけで、これ以上波風を立てぬようハナビを突っついたり、強引に押し倒せば喜ぶだろと荒い勝負上等でハーデスに挑んだりと、機嫌の悪い彼女と接するかのごとく色んな方法を試しているのですが、パチスロと仲直りできる気配はまるでナシ。いっそのこと三くだり半を突きつけてやろうかと思うくらいです。

とはいえ、パチスロがなくては生活できませんし、そもそも何年も連れ添ったパチスロと離れるなんてことはできません。

このままでは1ヶ月で大100枚以上負けてしまうペースですが、明日も明後日も明々後日も、僕はレバーを優しく、時には激しく叩き続けます。

まぁ、ひと月で大100枚もヤラれてしまったら、パチスロのほうから三くだり半を突きつけられたってことでしょうけど。