まだですっ‼︎

仕事のほとんどが何かしらの収録で毎月だいたい20本以上は撮っているわけですが、どんなに数が多くても、自分が出ているテレビや動画は必ずチェックします。自分で自分の姿を見るのは小恥ずかしいとか、それを見れる人はナルシストだとかという意見も耳にしますけども、自分で見ないと、どこが使われているのか、あるいはどこがカットされているのかなどがわからないからです。

例えば、第1話でカットされていた話の続きを第2話でしたところで、そのシーンが使われることはありません。話の辻褄が合わなくなるのですから。そういったことを未然に防ぐためにチェックをしているわけですが、もちろん見る理由はそれだけではありません。

自分で自分を見て、「このリアクションちょっとウザいな」だとか「ここ、何て言ってるのか聞き取りにくいな」だとかを自分自身で反省し、次につなげるのです。やっているほうと見ているほうではどうしてもテンションのズレが生じますから、そのテンションが見ている人を引き込めるほどのものなのか、それともただ単に自己満足に映るのか、そういったところも気にかけています。

ただ、ズレ云々の前に渾身のネタがカットされている場合は少々凹みます。

先日、福岡レバーオンという番組でバジリスク絆を打った際、復活演出である朧の「まだですっ‼︎」のたびにサムネのようなことをやっていましたらば、オンエアーでは見事に全カットされていました。覚えている限りでも合計4〜5回はコレをやりましたからどこか一箇所くらいは使われているだろうと思ってたんですけどね。視聴者の方ではなく、まずディレクターにウザいと思われてしまったのでしょう。それ以来、「まだですっ‼︎」は封印しております。

ま、サムネを見る限り、たしかにウザいんですけどね。