ダンジョンに出会いを求めるのはメンズエステに手〇キを求めるくらい間違っていると思うけれど、設定6に出玉を求めるのはハプニングバーでハプニングを求めるくらい間違っていない。なのになぜこの日、僕はこんなにも苦しまなくてはならなかったのでしょうか。
今最も設定状況が良い機種を挙げろと言われれば、真っ先に思い浮かぶのが聖闘士星矢。
確定演出が出やすい割に肝心要の出玉はヒキに左右されることが多く、かてて加えてリセットの有無はわかり易すぎるとくれば、そりゃあ高設定を入れない理由はありません。もはや星矢のリセットはマナーだと言えるし、星矢の4は通常営業でバンバン使える低設定だと言っても過言ではないでしょう。
そんな星矢から始まったこの日。とりあえず朝イチはGBレベルを見て、50%で尚且つそれまでに不屈ポイントの示唆もなければヤメようかなと、そんな軽い気持ちで触りましたらば、なんとなんと、1発目のGB終了画面で456確定が出やがるじゃありませんか。
ただ、これくらいで「もうヤメれねぇよ!」となるほど僕は星矢アマチュアではありません。
前述したように、星矢の4は低設定。5が中間設定で、6を掴んではじめて高設定をツモったといえるため、456確定というのはつまり何も確定していないのです。そりゃあそうでしょう。だって今打っているこの台は、低設定か中間設定か高設定なのですから。
しかし、このGB後に不屈中が確認できたので、とりあえず不屈が貯まるまでは打ってみることにしました。
するとどうでしょう。小宇宙ポイントはスカりまくるしGBのレベルは上がらないしで、どう見ても高設定の挙動ではありません。スカるおかげで不屈ポイントは少しずつ貯まっていくものの、GBが当たらないから投資は嵩むばかりで、やっと不屈大を確認できた時には投資は3万円を超えていました。しかもそこからGBに当選するまでにまたカネがかかるもんですから、聖闘士ラッシュまでに要した金額は都合4万円。早々に不屈中を確認できたというのに何やってんだか。
結局この聖闘士ラッシュは千枚ちょいで終わり、半分ほど取り戻したところで4と判断してヤメ……ようとしたところで事件は起こりました。なんとなんと、小宇宙チャージで+666が出現、つまり設定6が確定したのです。
これが6かよ…。思わず独り言ちて天を仰ぎましたが、次の瞬間、ドル箱に移しはじめていたコインを下皿に戻し、ブン回し態勢へ。さすがに6とわかりゃあ捨てるわけにはいきません。千枚くらいのマイナス、星矢ならワンチャンスで捲れますから。
なんて思いながら一所懸命レバーを叩いたものの、GBをいくら当ててもソレントクリシュナ、クリシュナソレントの繰り返しで、この日、スランプグラフがプラス域に達することは一度もなく、設定6に出玉を求めた僕は無残に散ったのでした。