海の季節到来!?・元クズ田中
記事一覧へ公開日: 2017/08/31
なんてったって、自由がモットー。やりたいときにやりたいことができない人生なんてまっぴらごめんだぜと思ってはいるが、自由を自分だけの特権にするつもりはない。自分だけ自由で周りには拘束を求めるつもりもないので、僕が代表をやっているセブンスピリットは基本的に残業禁止。時間になったらすぐに帰って飲みに行けばいいと思っているし、自分がいない間の仕事の段取りさえしっかり引き継げるのであれば、2週間でも3週間でも休んでもらってけっこう(ただし、休暇中に得た経験を必ず子どもに還元することが条件)。事実、フィリピン人スタッフは3週間ちかくタイへ旅行に行ったし、日本人スタッフも海外の音楽祭みたいなものに長期で参加することもある。毎日、毎日、インプットのない同じ生活を繰り返して、子どもに刺激を与えられるはずがない。どんどん外に出て、刺激的なものに触れてきたほうが、のちのちを考えればプラスになると思っている。
そんな具合だから、組織全体としての舵取りは僕がやるけれど、細かなことはスタッフ任せ。「外部の人」と「お金」が絡まないことに関しては基本的には相談なしで決めてもらっていいようにしているのだけど、先週のこと、夕方になって急に、スタッフにこう言われた。
今週はスケジュールぎっちりだったからみんな疲れているので、明日からは三連休にしていますよ。
知らなかったのは僕ひとり。みんなはそれぞれプチ旅行をするだとか、ビーチに行くだとか、事前に予定を立てていたようだけど、いま三連休を知った僕はまったくのノープランだ。
さて、どうしたものか。セブに住んでいるのだからリゾートを満喫すればいいじゃないかと言われそうだが、近くにあるとありがたみを感じなくなるのは、美しい奥さんと結婚しているのに浮気を繰り返すダメ芸能人を見ても明らか。慣れてしまえばビーチになんて年に2回くらいしか行かなくなるし(それもお客さんが望むからという理由だけ)、娯楽に乏しいセブの昼間でやれることは限られている。
初日の休みは一日中、家でたまたま手元にあった小説を読み、二日目はマッサージを1時間だけうけてあとは初日と同じ。三日目は友人がやっている会社の事務所で、友人不在のなか、読みたくもない『ファンタジスタ』という漫画本をひたすら読むだけで、クソみたいな三連休はあっという間に終わってしまった。
なにが自由だ。自由を与えられても、なにもできやしないじゃないか。そう憤りながら翌日に夕食の場で飲んだくれてクダをまいていたら、ばったり会った顔見知りが、こんなことを言った。
秋に●●ってモールにカジノがオープンするらしいんだけど、そこに海物語が入るって知ってた?
僕が以前に聞いた話では、フィリピンに日本式のぱちんこをもってくることは法的に難しいはずなのだけど、そのあたりの話はクリアになったのだろうか。動いているのが日本でも名前を聞くチェーン店だからしっかりしているのだろうけど、もしも無事にオープンしたなら、三連休が五連休でも今後、暇を持て余すことはない。
セブにいても海には年に2回しか行かないけれど、海物語であれば話は別。田中宏明、もうすぐ37歳。セブでパチプロデビューします。
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