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元クズ田中

鈴鹿の季節・元クズ田中

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公開日: 2017/09/29

仕事が休みになるとなにをしていいのかわからない、趣味らしい趣味をもたない僕だけど、数少ない趣味である、ぱちんこ(パチスロは仕事なので趣味ではない)が物理的に打てないいま、唯一の楽しみともいえるのがスポーツ観戦だ。

 

野球、バスケ、ゴルフにサッカー。スポーツと名がつくものは大抵、なんでも観るのだけど、その中でも特に好きなもののひとつにF1がある。

 

昨今のF1はパワーユニットの複雑化だとかペナルティが厳しすぎて開発スピードが制限されるだとか、様々な問題があって文句なしで楽しいとはいえないけれど、それでもやはり観ていると心が踊る。特に来週末は鈴鹿での開催を控えているためホンダに期待したくなるのだけど、鈴鹿の時期になると、毎年、必ず思いだすことがある。

 

あれはたしか、2003年10月のことだった。ガイドに入ってまだ2~3年目だったと思うが、当時は地方にのみ最新機種が先行導入されるということがままあり、雑誌の発売日の関係上、東京の導入を待っていては〆切に間に合わないとなると、ガイドスタッフが泊まり込みで地方へ飛び、データ取りを行うことがあった。

 

出る前から話題の機種であれば4~5名のスタッフが一斉に飛ぶこともあるが、Rioシリーズ最初の台となるスーパーブラックジャックはまだまだ未知数。というわけで若手の僕がひとりで名古屋へ行き、2泊3日でデータ取りを行うこととなった。

 

はじめてのひとり地方実戦。完全に修学旅行気分でなかなか眠れず、気がつけば朝方になっていたのだけど、さっきまであれだけ寝れなかったのに、もう寝てはマズい時間になると、とたんに眠たくなるのはなぜなんだろう。ほんの一瞬、少し長めのまばたきをしただけのはずだったのに、次に目が開いたときにはもう、新幹線の出発時間になっていた。

 

いっそ今日はこのまま行かないでおこうか。瞬間的にそう思ったが、そんなことをしたらその後の仕事が確実になくなるわけで、慌てて名古屋に向かったわけだが、やはり開店には間に合わず、空き台待ちをしてなんとかノルマの5000Gを回し終えたのが閉店間際。そこで、まだホテルを予約していないことに気がついた。

 

まあ、深い時間とはいえ、ここは大都会・名古屋。宿なんてすぐに見つかるだろうと思っていたのだけど、ネットでいくら検索しようが、なぜかすべての宿が満室表示。それならばと手あたり次第、目についたホテルに飛び込んでみたが、2時間歩き回っても宿は見つからなかった。たまたま名古屋で開催されていた医者の学会と、F1の鈴鹿グランプリ。このふたつが重なったことで、国内外から東海地方に何万という人が集まっていたというのがその理由だった。

 

結局、歩きに歩いて(途中で面倒になって飲酒をはさんで)深夜3時に小汚いけどなんとか寝られるタコ部屋を確保。長い一日に疲れているので、ようやくぐっすり眠ろうと……するわけがないのである。夕刊紙の三行広告にすぐさま電話をして、『すみません、本日はもういっぱいで』と言う店員さんに懇願。誰でもいいので寄越してくださいと告げ、やってきたWBC世界モンスター級チャンピオンの嬢にその日のうっぷんをすべてぶつけたあの日を思い出す。鈴鹿グランプリの季節になると、もっと偉くなっていっぱしの部屋でいっぱしの名古屋嬢を抱いてやろうと心に誓ったあの日のことを思いだすのだ。

 

たしかあの日の鈴鹿を制したのは、130Rに勇敢に飛び込んでいったフェラーリのルーベンス・バリチェロだった。勝敗を分けるのは、リスクを恐れず、超高速のコーナーに飛び込んでいける覚悟があるかどうか。鈴鹿の季節になるたびに、その覚悟を自分自身に問うが、いまだ答えはノー。今日も、念には念を入れてゆっくりとコーナーを曲がる、いつも通りの安全運転である。

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