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パチンコ・パチスロブログ

元クズ田中

依存体質

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公開日: 2018/02/03

何百回通っても朝イチのスロ屋に入る瞬間は胸が高鳴るように、始まりの朝というのは特別だ。たかがパチンコに行くだけでもそうなのだから、2月1日にキャンプインしたプロ野球のニュースを観ながら、心踊らせている野球ファンの方も多くいらっしゃることだろう。

 

とにかく巨人が嫌いで、巨人が負けたら上機嫌になる父親に反発したのか定かではないが、大の巨人ファンからスタートした僕のプロ野球ファン人生。FAで入団した清原を好きになり、清原をクビにした巨人をいつしか憎むようになった。清原が打てば嬉しくなり、逆にケガをすれば激しく落ち込んだりもしたわけだが、フィリピンに移り住んだことで、プロ野球から物理的にも、精神的にも離れて、いまはスマホのニュースでサラッと情報を見るくらい。あれだけ熱心にテレビやニュースで情報を入れていたのに、いまとなってはどのチームが優勝しても、へ~くらいの感想しかない。

 

離れてみて気がつくことって、やっぱりある。僕は1年の大半をフィリピンで過ごしているから、物理的にパチンコやパチスロを打つことができない。昔は昼飯を食べに外にでたら必ずパチンコ屋に入っていたし、ただの時間つぶしで2万、3万負けても、打てたことそのものに対しては満足していた。いま振り返ると、僕は自分でもはっきりとわかる、疑いようのないパチンコ依存症だった。

 

冷静に自分のことを考えてみると、僕は何事に対しても依存しやすい人間だ。そして僕は、自分のこの依存しやすい性質を理解した上で、心底、嫌っている。

 

タバコに依存し、1日に2箱も3箱も吸ってしまう。そんな自分のタバコへの依存がイヤでタバコをヤメてしまったし、好きな人ができたらその人に一直線。周りが見えなくなるほど精神的に依存してしまうのがイヤで、約10年、彼女はいない(単にモテないからってのもあるけど)。距離感をはかりながらうまく付き合っていくということができないものだから、0か100かという極端な接し方をしてしまうのだ。

 

まあ、物理的にパチンコに触れない距離に7年も自分を置いたことで依存症は恐らく克服し、日本に帰ると気になっていたパチンコを打つし(スロはなまじ知識があるので依存症ではない。依存していたのは知識のないパチンコだけ)、いまだってマルホンの天龍インフィニティは、帰国したら絶対に打とうと思っている。酔っているときにちょっと1本、タバコちょうだいということもたまにはあるし、フィリピン人の女の子とデートでもしてみようかしらという気持ちにもなってきた。ようやくいろんな面で自分自身に折り合いをつけ、うまく距離感を取れるようになってきた。

 

根がマジメだからこそ、のめりこんじゃうことってあると思う。純粋だからこそ、依存してしまうことってあると思う。そんな自分を理解しながら、受け入れ、そして少しずつ許していこう。そんなことを考えながら、あまり重くなりすぎないように、とあるフィリピン人女性に好意を持ってラインで連絡をしてみたが、未読スルーのまま、一向に返事はない。

 

さて。いま出たばかりの温もりが残る殻に、また閉じこもるとしようか。

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