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元クズ田中

ミナミ(の島)の帝王

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公開日: 2018/02/16

打ちたくて打ちたくて仕方なかったピンクパンサーを打つために、学生時代は返すあてもないのに友人に金を借りて打ちに行った。どうしてもドン2を打ちたいがために消費者金融から金を借りて打ちに行き、借金が雪だるま式に膨れ上がったこともある。自分も通ってきた道だから、誰かに金の無心をしたくなる気持ちはわかるし、それがスロを打つ金ではなく家族を養う金だとしたら、なおさらだろう。

 

さすがにひと昔前のようにシャチョ―さんとは呼ばれないが、フィリピンに住んでいると学生だろうが社長だろうが、日本人というだけでイコールお金持ちとなる。そんなわけで金なんてひとつも持っていない僕のところにもfacebookを通してまったく知らない人、もしくは1回か2回、見たことのあるフィリピン人から借金を申し込まれることがある。

 

お金を借りる際にバカ正直に、遊ぶ金がほしいから貸してくれというやつはいない。本当かどうかわからないが、だいたいの場合は家賃が払えなくて追い出されてしまうだとか、ファミリープロブレムだとか、なにかそれらしい理由をつけてくる。リアルボルテージを打ちたいから貸してくれと正面から頼むバカは、僕を含めて少数だろう。

 

 

もちろん、誰かれかまわず金を貸すことはないが、これまで何度か、貸したことはある。少額だと1000円から、高くても1万円いかないくらい。借りるときは日中に50回くらいpleaseとメッセージを送ってくるが、貸したとたん連絡はピタッと途絶え、金を返したやつは、いままでただのひとりもいない。

 

カラオケ屋のおねえちゃんだろうが、学校の先生だろうが、弁護士だろうが、とにかくいま金がなければ借りればいいという、いわばその場しのぎが身に沁み込んでいるフィリピン人。ここをターゲットにした金貸しが、かなりカタいビジネスなんだそうだ。

 

56、ファイブシックスと呼ばれる金貸し業。5借りて来月に6返す、要するに月利20%の金貸しで、僕の知っている人も数人、この金貸しをやっているが、かなりおいしいビジネスなんだという。そりゃ、職業にかかわらずそれだけ金を借りたいという人がいて、月に20%も利息を取れるなら、そんなおいしい話はないだろう。きっちり回収できるならいますぐにでも始めたいところだが、とっくに返済期限を過ぎている以前に金を貸したおねえちゃんから、返済してもいないのに次の借金の申し込みが届いているこの状況。僕にはきっと、向いていないんだと思う。「お前、こないだの金も返してないだろ」。そういうと、彼女はローマ字でこんなメッセージを送ってきた。「anata tsumetaina」

 

金を借していいのは、貸す相手が設定6確定の熊酒場を打つ場合だけ。どうか皆さん、ご利用は計画的に……。

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