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元クズ田中

曖昧な基準

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公開日: 2018/04/27

ネリが山中戦で体重超過した際は鬼のバッシングをするが、比嘉の体重超過に関しては同情の言葉を口にする者がいるように、同じ過ちを犯したとしても、受け取る側の主観によってその印象は大きく左右される。

 

僕はフィリピンにいるので報道やワイドショーを日常的に観ているわけではないが、ネットニュースにはセクハラの文字が毎日のように踊っていて、高級官僚のおやっさんが「胸触っていい?」と聞くのは全力で叩かれ、泥酔して女子高生にキスを迫った山口メンバーについては一部ネット市民から同情の声がでてくるのは、納得がいかないというか、どこに基準があるのかを明確にしてくれよと言いたくなる。

 

パチンコ屋の入り口には「プロまたは当店がプロとみなす方の入店はお断りします」という張り紙をよく見かけるが、これも、その基準が曖昧だ。僕が現役バリバリのときはプロどころか【完全無欠のプロフェッショナルスロッター】という自負があったが、入店を断られたことは一度もなかった。だけど、プロを辞めてガイドスタッフになってからであれば、プロでもないのにデータ取りで勝ち勝ちくんを使用していただけで使うなと、これ以上使うと追い出すぞと言われたこともある。

 

これはオッケーで、ここから向こうは断固NGだと、なぜ言い切ってくれないのか。本番行為は罰金100万円と書いてあるのに嬢のほうから本番行為を誘ってきたりするものだから、別の嬢のときもこの店はきっといいんだろうと本番行為を打診し、激怒されて怖い人を呼ばれ、全裸のポラロイドを受付に貼られたりする残念なケースが後を絶たないのである。

 

高級官僚のおやっさんだって、胸触っていいかと聞いて、「え~、ちょっとだけですよぉ♡」と言った女性がこれまでにきっといたに違いないし、山口メンバーのキスを受け入れた人だっているのだろうが、基準がわからない以上、もはやがんじがらめ。誰かと会うこと自体がリスクになる世の中だから、僕は今日も仕事が終わるとスーパーに寄って食材を買い、自炊をしてひとりでただ、黙って飲むのである。けして、遊んでくれる女性がいないからではない。

 

僕は心配だ。僕が心の中で密かに下ネタのデパートと呼んでいる塾長おじさんの飲み会に、誰かがテープレコーダーを持ち込みはしないか、僕は心配だ。「オマンゲリオン発進‼」「キン肉マンじゃなくてクンニくまんだろ?」。調子がいいときは2分に1回のペースで繰り出される下ネタを録音されでもしたら。それを泣きながら告発されでもしたら。そう思わずにはいられないが、僕もおじさんから「なんだよテメェ、金玉袋みたいな顔しやがって」というハラスメント発言を受けたことがあるわけで、次の帰国時にはテープレコーダーをポケットに仕込んでおこうと、そう思っている。ということで、5月は久しぶりに帰国しまーす。

 

にしても、金玉袋みたいな顔ってなんだ。僕の顔は、そんなにシワシワなんだろうか……。

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