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パチンコ・パチスロブログ

元クズ田中

タダ乗りするやつら

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公開日: 2018/11/01

フィリピンでは昨日のハロウィンが終わり、今日から四連休。日本でいうお盆のような時期ということでセブの人たちもそれぞれ地元に戻ったようで、街はまるでパッキャオの試合が行われているんじゃないかと思うほどに静かだ。

 

セブでも昨日はあちこちで仮装している人を見かけたが、たいていは子どもが仮装してレストランやお店へお菓子をもらい歩き、大人たちは微笑ましい様子で子どもたちをサポートするくらいのもの。もちろんそれぞれの会社で従業員たちが仮装したりもするが、それも身内で楽しむためのものだ。

 

 ※スタバの前で演奏したら、店員さんが甘いのくれました

 

そんな中で日本の若者のバカなニュースを目にして心からダサいなと思うわけだが、3年ほど前にこんなことがあった。

 

セブの刑務所はダンスを更生プログラムに取り入れていることで有名で、囚人が踊るマイケルジャクソンのスリラーなどはyoutubeで5000万回以上の再生があるのだけど、音楽で人間的な成長を目指しているセブンスピリットの活動と重なる部分が多く、ダメ元で子どもたちの演奏と囚人のダンスとでコラボできないかと訊ねたところ、刑務所からあっさりオッケーの返答がきた。

 

実際に刑務所の中で子どもたちがスリラーを演奏し、それに合わせて囚人が踊る。そのイベントをセブの知り合いに話したら、ぜひ観に行かせてくれということだったので、刑務所と相談して受付をすれば見学ができるイベントにしたところ、自分の知らない人も含めてたくさんの方がいらっしゃった。

 

結果、そのコラボはとても盛り上がったのだけど、最後に所長の計らいで2階席から見学していた方たちも下に降りてきてもらって、囚人も含めてみんなでダンスをしようという流れになった。

 

 ※所長から渡された本物の囚人服を着て、すっかり溶け込む本番

 

※こちら全体像。ダンスの練習にをしに刑務所へ通いました

 

もちろん見学者は大喜び。みんなで盛大なダンスを踊っているかたわらで、とある光景が目に入った。語学留学でセブにきていた男のバカ学生が、囚人にたばこを数本、渡していたのだ。

 

普段、僕はまず怒ることはないが、このときばかりは激昂した。彼は女の子の学生と一緒にきていたので、その子にやんちゃなところをアピールしたかったのかもしれないが、ここはお前がイキる場じゃない。人のイベントにきて、本質とはまったく関係のないところでイキるなよ。もしイキりたいなら、自分がイベントを立ち上げ、自分がイキれるルールを作り、そのうえでイキればいい。

 

リスクも取らず責任も負わず、盛り上がりにタダ乗りしてイキるやつほどダサいものはない。こいつらはたとえなにか問題が起こっても、フェードアウトするように消えてしまって、それで終わりなのだ。

 

これはこのイベントに限らずぱちんこ&パチスロ業界にも、どの業界にだって起こりうることだとは思うけれど、自分が輝く場は自分の力で築いていくものだと、少なくとも僕にかかわっている子どもたちには、そう伝えていきたいと思う。

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