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パチンコ・パチスロブログ

元クズ田中

コンチの6をブン回す日まで

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公開日: 2018/11/16

間違いなく設定1だけど、どうしても打ちたい一心で負けるとわかっている台に金をつっこむことはある。1000円で12しか回らないぱちんこに、それでも1発確変にぶちこみさえすればと、夢を見ることもある。

 

理論派には程遠い僕も、偶然の先にあるなにかを追い求め、その結果に想いを馳せることだってあるが、かすみだけを食う仙人じゃあるまいし、それだけで生きていくことはできない。新台が出れば機械割をチェックするし、ハマり台をみかければ、天井までの投資に合った見返りがあるのか計算だってするわけだ。

 

がんばれば地元の同世代の何倍もお金をもらえることのできるパチスロライターからNPO法人にかじを切った際に、バカじゃないのという人もいた。たしかにいまから10年以上も前、25歳のときには年収1000万円くらいはあった(その年以降は下がったけど)ところから、現在はお金のためにやっているわけではないけれど、それでも365日、NPO法人のことを考えていたって、報酬の手取りは月に50721円だ。

 

そんな状況からするとNPOというのは設定1のパチスロであり、1000円12回のぱちんこに夢を見るのと変わらないと思われるだろうが、セブンスピリットがスタートする際に活動の参考にしたベネズエラのエル・システマという音楽教育プログラムは、【そこに投資されたあらゆるお金は1ドルあたり1.68ドルの社会的便益をもたらす】と、銀行がち密な計算によって、そう弾き出しているのだ。

 

1ドルあたり1.68ドルの効果があるということは、その機械割は168%。まず負けないと、万枚必至と言われていた4号機『獣王』の、設定6の実質的な機械割がだいたい145%くらいのはずなので、それを優に上回り、コンチ4Xの設定6、169%とほぼ同数値。僕たちの活動がエル・システマと同じ価値があるのかと言われれば、いま現在の答えはノーだが、将来的にはコンチ4Xの設定6を毎日ブン回しているのと同じリターンを受けることができる、その可能性があるということだ。

 

僕だって夢見る少女のおままごとでやっているわけではない。機械割を考えながら立ち回るスロッターと同じように、どうすればいかに大きい(特に社会的な)リターンを得られるかを考えながら生きている。

 

なぜそんな他人のために、という人もいるが、他人のためなんかではない。たとえばいま僕がやっている活動を通してセブの子どもが良くなれば、フィリピンという国が良くなる。フィリピンが良くなればアジアが良くなる。アジアが良くなれば世界が良くなる。世界が良くなれば、ほら。僕や僕の家族の老後が良くなるわけで、根本は、どう立ち回れば最終的に自分の利が大きくなるか、ということ。その利が今日の収支なのか、未来の世界なのか、という違いだけであって、やっていること、考えていることはスロッター時代となんら変わらないわけだ。

 

 

※導入当時、プロまがいのことをしていたにもかかわらず、設定6を打ったことは1回たりともありません 

 

その昔、マッコリにハマりにハマってその数年後に日本にプチマッコリブームがやってきたように。誰も興味を示さなかった13年前にボートレースにハマり、いまちょうど業界にボートブームがきているように。

 

時代をやや先取りする傾向のある僕が思うに、近い将来にくるのは、間違いなくNPO。いまはまだニューパルの設定3程度かもしれないけれど、企業のCSR部門の方(DMMさ~ん)、先行投資してくれませんかね。一緒にコンチ4Xの設定6をブン回す、その日に向けて。

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