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元クズ田中

大炎上時代に生きて

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公開日: 2018/11/23

ドルガバがたった一晩で中国市場をキレイに失ったり、良かれと思って投稿したものが知らない誰かの気分を害したり。悪気がある、ないにかかわらず、なにに火が付くのかわからない大炎上時代に身を置く僕たちは、どう生きればいいのか。

 

もう、火は起こるものだと見越したうえで常に消火器を持ち歩き、ボヤの段階で火消しに走るのか。そもそも火がたたないように、当たり障りのない、イコールさして影響力のないことを細々と発信し続けるのか。

 

関係ないぜバカヤロー。おまえらみんな死んじまえ。回胴界最後の良心といわれる僕だって、怒りと酔いに任せてTwitterに乱暴な投稿をすることもあるし、日ごろのうっぷんを行きずりの女にぶつけることだってあるが、基本はいつだってセーフティ・ファースト。転ばぬ先に杖どころか肘あても膝あてもしっかり装備して、無難な発言に終始する。

 

なにが正しいのか。果たして正解なんてあるのかさえも分からない、答えのない毎日をそれでも笑いながら生きてはいるが、この道はきっと袋小路。当たり障りのない道の先に光はないのはわかっているものの、この文章のように、行き止まりだとわかっていながらも進んでいくわけだ。

 

※これは袋小路ではなく北海道の狸小路。ガイドに入って2年目かなあ。ガイドスタッフ約15名で北海道に旅打ちに行き、狸小路のスロ屋でダイナマイト打ちました。楽しかったなあ 

 

思えばいつだって、当たり障りのない発言をしてきた。田中家の愛すべき長男に生を受け、誰に否定されることもなく、生きることすなわち正義なんだと、もてはやされながら小さな鳥カゴの中で生きてきた僕は、その小さなカゴの中で自分と、自分を寵愛する者にのみ聞こえる言葉を発し続けてきたが、鳥カゴを飛び出し、変わり者の巣窟であるガイドに飛び込んでみて、世間を知った。

 

それは違うって。そんなわけないじゃん。当たり障りのない僕の発言に対して次々と飛んでくる否定の言葉。僕は田中家の愛されるべき長男なんだ。そんな思いは彼らには届くはずもなく、結果、『編集後論』というガイドスタッフたちがお互いの意見をぶつけ合う企画。その担当編集に、僕はもう二度と出ませんとだけ告げ、再び小さな鳥カゴにこもった。

 

人と意見をぶつけ合うのが苦手だ。特に自分の意見がはっきりしている人たちと、正面から対話をするのが苦手だ。だから、そういう場には近寄らない、近寄らせない、企画させないのひとり3ない運動をこれまで展開してきたわけだが、先日からとうとう、僕が出ているアロマティックトークが公開され始めたようだ。

 

 

沖ヒカル。木村魚拓。グレート巨砲(五十音順)。業界でも特に自分の意見がはっきりしている先輩方との対話は、セブという小さな鳥カゴにいる僕にとって大きな試練であり、小さな苦痛でもあったわけだけど、同時に、普段はできない話をすることができた、貴重な場でもあった。

 

そんなトークがこれから何週にもわたって公開され続けることになるが、田中いらね。三人だけのトークがよかったと、プチ炎上するのは承知の上。大炎上時代に生きる者の宿命として、消火器をかまえながら、まずは大喜利パートの配信が終わることを、黙って待ちたいと思います。

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