2018年を終えて。
記事一覧へ公開日: 2018/12/28
元来、僕は保守的な人間だ。これまであるものを重んじ、急激な変化を嫌う傾向にあるので、食べ物にしたって一度これだというものに出会ったらそればかり食べるようになるし、パチスロもひとつの機種を執拗に追いかける。女性だって、一度その人を好きになったら他の人なんてまるっきり目にも入らなくなる(やったね好感度アップ‼)。
いま、セブの空港でこれを書いている。いくらフィリピンの航空会社は遅れて当り前といっても、さすがに朝イチ便は前日から航空機がすでに到着しているので遅延することは少ないのだけど、機体の最終チェックに時間がかかっているとのことで1時間ほど遅れるらしく、機内で書こうと思っていたこの投稿を、ゲート前のベンチに座って前倒しで書いているというわけだ。
戻りたくないなあ。陽気にダンスを踊り、笑顔で自撮りをしているフィリピン人空港スタッフを眺めながら、そう思う。
なにも日本が嫌いなわけではない。逆に、日本からフィリピンに戻る際も、当日の朝は戻りたくないなと、いつもそう思う。
僕は順応性に長けているのか、どこにいってもすぐその土地に馴染むことができ、これが唯一の長所だと思っているが、その前の段階、これから変化をしなければいけないなと、そう感じる瞬間というのは、やはり一歩が億劫になるものだ。
そう。いつだって最初の一歩を踏み出すときはマイナスのことばかりが頭をよぎる。日本に行くだけでも、寒いんだろうな。お金をいっぱい遣っちゃうんだろうな。二日酔いになるんだろうな。小さいことから大きなものまで様々なマイナスが頭をよぎるが、着いてしまえば、なんてことはない。メシはうまいし気軽にスロも打てる。年中、暑い南国に住んでいるのだから、年に一度くらいは寒さを感じて身体と頭を引き締めたほうがいいに決まっている。
踏み出してさえしまえばどうせ思考はポジティブに回り始めるのだから、どんどん最初の一歩を踏み出すべきだ。あれもやりたい、これもやりたい。でも……。この、枷となっている『でも』さえ取り払えば、世界は一気に広がる。
2019年は僕にとっても皆さんにとっても、いままで踏みとどまっていた最初の一歩を踏み出す、そんな年になればいいなと、そう思う。
というわけで、今年の投稿もこれが最後。これから日本に戻って、パチスロ必勝ガイドの忘年会へ行ってきます。
1時間遅れというからのんびりしていたのに、20分で準備ができたから搭乗しろとアナウンス。まったく、慌ただしいやつらだ。それでは、また来年。
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