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元クズ田中

まりも大竹くんと豚

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公開日: 2019/01/10

ついこの間まで年末だ、忘年会だと言っていたかと思ったら、世間はもうすっかり正月気分も抜けて平常営業。日本にいても事務的な作業くらいしかやることのない僕はといえば、1月6日に実家から東京へ出てはきたものの、塾長家でだらだら昼過ぎまで寝てみたり、地域の公共施設で近所のジイさんバアさんに混じって運動をしてみたりと、隠居のような生活を送っている。

 

なにもなければ実家からすぐにセブへ戻ろうと思っていた今回の帰国も、ありがたいことに1月13日に『タナカナイト』なるチャリティイベントが開催されることになり、予定外に一週間以上、滞在が延びた。とはいえ、入っている予定は延びた先のそのひとつだけなので、思いのほか時間を持て余すことになるわけだ。

 

 

※タナカナイトは1月13日に中目黒ソルファでありますので、ぜひ

 

「なにもしない贅沢」などというのは、魅力の乏しい観光地に、いけ好かないコピーライターが取ってつけた言葉でしかないわけで、そんなものは贅沢でもなんでもない。なにもしないというのはイコール死んでいるのと同じ。そういう意味では1月も10日になろうかというのに、実際のところ僕はまだ新年を二日くらいしか生きていないことになる。

 

その二日のうちのひとつに、サイトセブンでやっている『マネーの豚~3匹目~』という番組の収録があった。16名がトーナメント形式で戦って、優勝すれば賞金100万円という、僕が定期的に出させてもらっている唯一の番組なのだけど、この1回戦で大竹くん(まりも)と対戦をしてきた。

 

展開や結果については放送前なので書かないが、大竹くんとはガイドワークス……ではなく、その前の白夜書房にかかわるようになったのがほぼ同期。年齢も僕がひとつ下とほとんど変わらないわけで、先輩ではあるけれど親しみをもって、ジャニーズが先輩を呼ぶように大竹くんと呼ばせてもらっているが、同じホールで打つのは恐らく10年以上ぶり。本来は100万円を争う敵なのだけど、なんだか懐かしく、連れスロのような気分で1日を過ごさせてもらった。

 

僕は過去を振り返って思い出に浸る趣味はないけれど、それでも昔はみんなで一緒に打ちに行くことが多かった。大竹くんとは赤羽へザクザク千両箱のデータ取りに行ったのが印象に残っているし、ガイドスタッフ有志で北海道へ旅打ちに行ったときは、なぜかふたりで路上ナンパを試みた(当然、うまくいかなかった)。

 

 

※僕は確変にまったく入らずボロ負け。大竹くんは恐らくかなり勝ったと思いますが、いま打つと楽しいのかなあ。当時はサッパリ…… 

 

ほとんど同期ということもあって周りが勝手に仕事の比較をしたり、偶然が重なって同じ女を好きになり変な感じになったときもあったけれど、いまや大竹くんは冠番組をいくつも持つ売れっ子だ。上から目線でもなんでもなく、良かったなあと素直に思う。

 

あの頃は金なんてちっともなかった(僕はいまもないが)。僕は消費者金融で魔法のカードを手にしたし、大竹くんもお金が回らなくてバイトをやろうだとか、そんな話になったこともあった。

 

お互い立場も環境も変わったけれど、久しぶりの連れスロというのは、当時のそんなことを思い出させる。

 

あれから、もう17年。いまだ酔っぱらっただ、二日酔いだ、とバカみたいな僕はひとつも成長していないが、またこうやって、当時のメンバーで連れスロするのも悪くないなあと、そう思った。リトルさん、元気かなあ……。

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