投資の価値
記事一覧へ公開日: 2019/07/06
パチスロは筋書きのないドラマである。大量投資を強いられ敗北を覚悟したラスト千円でフリーズからの大逆転を飾ることもあるし、設定6確定演出がでたRe:ゼロで負けることだってある。
同じ機種の同じ設定を打っても一度として同じ出玉推移とはならないからこそ、プレイヤーは最後の千円。いや、最後の1Gまで奇跡を信じるわけである。
僕も何度となく、最後の千円に救われてきたクチだ。それだけに、千円の重みというものを十分に理解しているつもりだし、逆に、あと千円あればもしかしてという場面でタネ銭が底をつき、泣く泣くホールを後にしたこともある。
たとえばレストランで千円のミックスフライセットを注文して、千円を払ったとする。それは、千円の価値があるものに千円の対価を支払ったというだけの話だ。だけども、パチスロはいまサンドに投入した千円が、5万円にも10万円にもかわる可能性を秘めている。だから僕たちは、今日もサンドにお金を投入するのだろう。
さて。ここまで書いて、現在の僕の状況を知っている方であれば、ぴんときた方もいらっしゃると思うのだけど、いま、クラウドファンディングに挑戦している。
2017年に33名の子どもたちをフィリピンから日本へ呼び、演奏会を行ったわけだが、その2回目を実現させるべくご支援を呼び掛けている。
なぜ、NPO活動なんてやっているのか。なぜ、子どもたちを日本に連れてくる必要があるのか。こういう活動に賛否があるのは十分に承知しているが、僕の答えはパチスロを打っていたあのときとまったく同じ。つかった千円が、つかったお金が、何倍にもなる可能性を秘めているから。
もちろん、それはNPOで儲けてやろうという、そういう意味ではない。そのお金をもとに子どもたちが世界を知り、成長することが、のちのちの彼らの人生を大きく変え、彼らは人生を変えたことで地域や国、そして世界に大きな影響を及ぼし、そして最終的には人類に大きなリターンをもたらすと思っているからに他ならない。
パチスロは筋書きのないドラマで、僕もこれまでに数々の名ドラマをみてきたが、子どもたちの人生もまた、筋書きのないドラマであり、これからそれぞれが名ドラマをつくりだす。
僕はいつだって大きな夢をもってパチスロに投資してきたし、いま、同じような気持ちで子どもたちを応援している。冒頭にも書いたようにスロッターにとっての千円の価値というのは十分に理解していますが、どのパチスロに投資するよりも大きなリターンがあると信じて僕はいま、チャレンジしていますので、個人的な告知になって恐縮ですが、お時間ある際にご覧いただければと思います。
https://camp-fire.jp/projects/view/170302
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