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元クズ田中

平常心

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公開日: 2019/11/14

いつからか同業者、スロライターの文章というものをほとんど読まなくなった。フィリピンに住んでいるので攻略誌など紙媒体の文章は物理的に読むことができないというのもあるが、Twitterのタイムラインに流れてくるネット上のコラムなども、目を通すのはごく一部。パチ7のワイルドサイドを中心に、あとはいくつかを気まぐれに読んでいるだけなのだが、昨日、ここDMMぱちタウンで更新された塾長おじさんのブログを読ませていただいたら、こんなことが書いてあった。

 

田中は常に平常心で感情を露わにしない。それを見て俺も平常心を心掛けるようになった。

 

たしかに僕は喜怒哀楽を爆発させる直情的な人間ではない。あくまでも表向きは冷静に振る舞っているが、しかし、僕だって血が通った人間だ。なにが起きたって平常心なわけないじゃないか。

 

たったひとつの笑いのために、「中国人女性にウンコしながら身体を洗われた」という、おじさん自身のソレならまだしも、13年前の僕のエピソードを引っ張り出されるとやっぱり少し傷つくし、田中お前ブサいくだよなと、わざわざ男前の横に僕を置いた対比の写真を掲載されたりするたびに、わずかな痛みを感じてもいるわけだ。

 

 

 

 

そもそも、持っている弾なら僕のほうが豊富なはずだ。そっちがその気なら、こっちだって一発、急所に的確に撃ち込んでやろうじゃないか。母親だって、気になるあの子だって見ているこの場の平和を維持するためには、報復もやむなし。そんなことが頭をよぎったが、やっぱり報復は次なる報復しか生まない。かまえた銃をおろして、再び平常心を装った。

 

 

※僕は記憶力だけには自信があるので、たとえば2015年の7月10日、
高田馬場の磯丸水産でおじさんが誰とどんな電話をしていたのか、
その内容まではっきり覚えている。今後も撃たれるようなら、あるいは……

 

 

回るだけでちっとも当らない、打ちたいとすら思っていない『CRスーパーわんわんパラダイス』でムキになって4万も5万も遣わされたら台を叩き壊したくもなるし、SGの優勝戦で全幅の信頼を置いていた1号艇がスタートでドカ遅れしたら、罵声のひとつも浴びせたくなる。

 

感情を露わにしない僕は、誰にもこぼせぬストレスを、もやもやを、果たしてどうやって紛らせればいいのだろう。お風呂にゆっくり入り、ストレッチをして、ミルクティーを飲みながら映画を観ることでストレスを発散できればいいが、残念ながらフィリピンにはバスタブもなければおいしいミルクティーもない。

 

消化しきれないもやもやをたくさん抱えたまま、今日も生きていかなければならないのだ。13年前、なぜあの中国人は僕の背中を洗いながら、ウンコをしたのだろう。

 

いまだ消化しきれないもやもやを抱えたまま、今日も明日も生きていく。

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