スマホは正義
記事一覧へ公開日: 2020/02/07
スマホというのはたしかにないと不便ではあるけれど、慣れてしまえばそれはそれで気楽なわけで、スマホを紛失したのをいいことに、しばらくはSNSを開くこともなく、たまりにたまった(であろう)メッセージも、だって見られないんだもんという子どもじみた言い訳で放置してきた(返信できていない皆さん、クズで申し訳ございません)。
いまの世の中、世界のどこにあってもスマホは正義だ。ぱちんこ打ちが一様にyoutubeをながめ、スラム生活者が当たり前のようにスマホをあやつる人類総スマホ時代ではあるのだけど、先進国ジャパンから、わざわざ途上国と呼ばれるフィリピンに移住した人間の求めるものが、便利や効率などといったものであろうはずがない。
※スラムの中にもこんなネットカフェ(?)があって、子どもたちがfacebookやyoutubeで遊んでいる
二言目には「効率が」などとのたまうIT坊やには渾身のかかと落としをお見舞いしてやりたいし、流行りの横文字を並べて自己プロデュースするキザ野郎には神輿の上から雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂させてやろうと思ってきた。だったらもう、スマホなんてなくていいぜと、脱スマホ宣言をしかかったまさにそのときに、ラインで友だち登録をすればアボカドのトッピングが無料になるという、魅力的なオファーが飛び込んできたわけだ。
なぜアボガドではなくアボガトでもなく、アボカドなのだろう。森のバターなどという放っておけない別名の、緑色したこんちくしょう。もしも次に人間に生まれ変わったなら、母親の旧姓をとって「森野バター」のペンネームでもう一度、パチスロライターに挑戦しようと思っている僕にとっての、この魅力的なオファーには抗うことができず、大急ぎで最新鋭のスマートなフォンを買いに走ることとなった。
※アボカドが好きなのは女子だけという超偏見をもっていたのだけど、
一昨年にメキシコでアボカドを食べてから、一気に好きになった
RAMは8ギガで、内部ストレージは128ギガ。Huawei kirin980を搭載したこの機種がおススメですよと店員さんはいうが、僕はそんなことはどうだってよくて、注目しているのは性能でも容量でもなく、これがアボカドをもらえる機種なのか否か、この一点のみ。
※購入したのはHUAWEIのnova 5T。
別にHUAWEIの回し者ではないが、スマホ購入時は海外と日本、2つのSIMを入れられるDSDV対応機一択だ
そんなわけで無事、チキンバーガーに無料でアボカドをトッピングするという夢を叶えたわけだが、チキンにかじりつきながら買いたてのスマホを操作してみたら、なにこれ。価格帯はミドルなのに驚くほどのハイスペック。アボカドチップスよりもサクサクに動く優れものに、ビックリなんですけど。
そういった経緯もあって、アボカドにつられてスマホ再デビュー。ライン等も復活しましたが、紛失中に送っていただいたであろうメッセージは件数こそ表示されるものの、その内容は「メッセージが表示できません」の一択。ご迷惑をおかけしておりますが、ぼちぼち返信していきますので、アボカドシェイクでも飲みながら、ごゆるりとお待ちください。
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