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氷の小山

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公開日: 2022/10/04

人は死ぬ間際、過去に経験した様々な場面が脳裏に浮かんでは消えていくという。走馬灯のように。私の走馬灯は、何が浮かぶのだろうか?

 

今スッと思い浮かんだのは「レモンティー」という言葉だった。おいヤメろ。レモンティーは仙台駅の近くにある、私が童貞を捨てたラブホテルの名前じゃないか。ようやく始まったDMMぱちタウンさんでのコラムの1発目に、ラブホテルの名前を出すんじゃない。震える手で4000円を支払った場面なんか思い浮かべるんじゃない。頼むからヤメてくれ。(そういえば、その近くにファンタジーっていうラブホテルもあったなぁ)じゃないんだよ!もうラブホテルの話はヤメろよ!

 

はい。えーっと、色々浮かびますよね。お母さんと手を繋いだ記憶とかさ。そうそう、そういうヤツ。中2の頃、好きな子に「白ブタ」って呼ばれた記憶とかさ。うん、まあ、そういうのもあるよね。それからというもの、毎晩のようにその子でシコはいダメぇっ!! シコはダメよ。中2の想像力なめんなよ。

 

はい。もうラチがあかないので、本題に入りましょう。私は人生の大半をパチスロと共に生きています。必然的に走馬灯もその大半、もしくはほとんどがパチスロの場面になるでしょう。じゃあ、パチスロのどんな場面が浮かぶのか? たぶん、リーチ目です。プレミアムフラグを引いた瞬間とか、万枚を達成した瞬間、来店で一緒になったギャルの太もも、胸元、二の腕、うなじ等ではなく、好きだったリーチ目もしくは絵柄が次々と浮かんでは消えていくと思います。

 

なぜなら、好きだから。1周0.8秒の時を経て、あの21コマ×3リールの組み合わせで偶発的に形成されるボーナスのサインが、あの認識した瞬間に腹の底から喜びが湧き上がる感覚が、あの頭の裏側に稲妻が突き刺さるような衝撃が、たまらなく好きだから。パチスロを打ち始めてはや20数年。今でもリーチ目が止まると変な声が出ます。ただ、悲しいかな。世の中にはリーチ目の美しさ、素晴らしさを理解できない、まだ知らない人達がいます。

 

「リーチ目もGOGOランプも一緒でしょ?」

 

と。お前らは明日から目隠しで風俗に行け。そういうことだ。しかし、私もGOGOランプとリーチ目の違いを語れるかと言われれば、それはちょっと難しい。きのこの山とたけのこの里の戦争ぐらい長引く可能性があります。しかも不毛。GOGOランプはGOGOランプで素晴らしいモノです。でもリーチ目にはランプとはまた別の美しさ、儚さ、物語がある。このコラムでは毎回1つのリーチ目を掲げた上で、その辺りを存分に語っていこうと思います。

 

 

記念すべき第1回目のリーチ目は、氷の小山です。

 

4号機の初代ハナビから、6号機の新ハナビまで継承され続けている、ハナビシリーズの代名詞と言っても過言ではない鉄板リーチ目。それが氷の小山。

 

 

 

 

くぅぅぅううう! たまんねぇ! 何で? 何でこんなに美しいの⁉
これね、別に左・右とハサミ打った時点で小役orボーナスだからさ、中リールに氷さえフォローしていれば、別にこの形にならなくても小役否定でボーナス確定なワケよ。赤七が中段に停止して、氷の大山でもいい。でも、やっぱり小山なんだよなぁ。

 

まず配色のバランスが最強。赤・緑・黄それぞれがちょうどいい感じで主張してる。これがね、右リール上段ドンだと少し青が邪魔するのよね。青は赤七が捲いてるハチマキぐらいがベスト。これ絶対。だから枠内に青いリプレイ絵柄が止まらない、この形こそが至高。右リール上段赤七でも、まあいいんだけどね? いいんだけど、そうなるとやっぱりちょっと赤の主張が強くなっちゃうかなぁって。同じように中リールの氷がチェリー・氷・チェリーでもいいんだけどさ。

 

 

 

 

いい。すごくいい。いいんだけど、馴染みがない。4号機のハナビからパチスロを打ち始めた身としては、中リールにチェコチェを狙うなんてありえない。4号機のハナビでココを狙った場合、1コマ早いだけで風鈴も氷も取りこぼすという非常にイジワルな制御をしていたからです。だから、私としては赤七の方がグッと来る。それに、中リールがチェコチェの場合は、右リール上段ドンちゃんの方が色味的に良さそう。

 

 

 

 

うーん。違うか? この場合はむしろ、小山じゃなくて右リール中段に氷の方がいいかも。

 

 

 

 

うーん。違うか? でもBIGの匂いがプンプンするから好き。でもやっぱり、最初に上げたシンプルな氷の小山が好きだなぁ。

 

ちなみにハナビと同配列(6号機では全然違うけど)のバーサスだとどうなのかって話になると思うんですけど。バーサスは別です。氷じゃないんで。スイカなんで。スイカの小山なんて、ただのリーチ目です。同じように、

 

 

 

 

ドン2のこれも、ただのリーチ目。

 

 

 

 

花火絶景のこれも、ただのリーチ目(たぶん)。氷じゃないし。涼だし。大(山)だし。なんなら新ハナビの、

 

 

 

 

これも、ただのリーチ目感があります。やっぱり左リールは上段暖簾がいいかなぁと。あくまで氷の小山に関して、ですけどね。左リール上段ドンからの氷の小山もいいんですけど、やっぱり上段暖簾に比べたら数段劣るイメージです。美しいけど、走馬灯ってほどではないな、と。

 

ちなみに私が1番好きな氷の小山は、まだ出していません。ぶっちゃけ、今ここで紹介しようか迷っています。だって走馬灯で見たいじゃないですか(笑)。まあでも、勿体ぶるのもアレなんで、最後に紹介したいと思います。

 

 

 

 

くぅぅぅうううううう!!! 最高っ!! さいっこうー―――!!

 

いぶし銀よなぁ。これぞ江戸って感じ。わかりますか? 風鈴、チェリー、氷、暖簾が2個ずつで、その全てを締めるように1個の赤七が下段にキュッと収まってる、この感じ! これから今まさに夜空を彩らんとする花火が筒から発射される、その瞬間。私にはそう見えます。厳密に言えば氷の小山ではないかもしれませんが、暖簾=氷の代用絵柄だから私的にはOK。むしろコレしかねぇだろって感じです。これがね、4~5号機のハナビは中段に赤七が止まるとREG確じゃねぇのかオイっていうぐらいBIGが出てこなかったんですよ。だから、この形になるとBIGの予感がする。だから嬉しい。だから美しい。そういう面もあると思います。これが新ハナビになると、

 

 

 

 

下段ラインで特殊リプレイが入賞しているからBIG確定。だから、こっちの方が好きっていう人も多いと思います。それでいいんです。人それぞれに好きなリーチ目があって、理由も思い出もそれぞれ違う。だから、今回の私のコラムを読んで、

 

「わかってねぇな! コイツ全然浅いわ! 俺の方がつえーわ!」

 

ってSNS等に書き込んじゃうのはお門違い。お前の元カノと俺の元カノ、どっちが可愛いか勝負しようぜって言っているようなモンです。アホか、と。何でマウント取っとんねん、と。お前の走馬灯はSNSで終わるんか、と。それに俺の元カノは「レモンティー」でちゃんと2時間ワンタイム4000円のうち半分の2000円を出してくれたんだぞ、と。

 

いや、もうレモンティーの話はヤメてぇっ!!

 

と、まあこんな感じで定期的にリーチ目や絵柄について好き勝手に語っていこうと思いますので、どうか末永いご愛顧をよろしくお願いいたします。

 

By HYO.

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