バー揃い

おい、なんでビッグが始まらないんだよ。

ついさっきまで4号機のジャグラー…ではなくハッピージャグラーを打っていましたので、一瞬壊れたのかと思いました。だって、ビッグが始まらないんだもの。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、マイジャグ2のバー揃いは「中段チェリー成立時に、揃わないほうのチェリー付きバーを狙った場合」のみお目にかかれます。左リールの配列を見ればわかるとおり、実はマイジャグ2はチェリーの絵柄が2種類ありまして、中段チェリーに関してはこの2種類に対して単独で成立するのです。ですから、このバー揃いは言い換えれば中段チェリーの取りこぼし目となります。

毎ゲーム、全リールにバーを狙えば1日に1回は出現するくらいの確率ではあるものの、そんな打ち方をしている人など現実にはおらず、そのためなかなかに珍しい出目であると言えるでしょう。

ただ、やはり「同一絵柄が一直線に揃っているのに何も起きない（始まらない）」という現象に違和感を覚えるのは僕だけではなかったようで…。

この出目を写メっている最中に、隣のおじいちゃんが激昂しながら話しかけてくるもんだから、おいおいどうした、別にアンタを盗撮しているわけじゃないんだぞと耳を傾けましたらば、やはりそうか、この店は遠隔確定だとなぜか僕に掴みかかってくる勢いでして。

どうやら、バーが揃っているにもかかわらず一向にボーナスが始まる気配のないこの台が遠隔だと、遠隔のせいで不可解な現象が起きていると感違いされたようで、おじいちゃんそれは違うんだよ、これはこうこうこういう理由で揃っているんだよと説明をしてさしあげました。

するとおじいちゃんは、なんだそうかと、そんなことが起こり得るんだなと納得したのかしていないのかわからない表情を浮かべながらまた自分の台と向き合い始めたのですが、チラリと横目でおじいちゃんの台を見てみると、10G以内にビッグが6連していました。うん、キレる意味がよくわからないね。