第91回 持ってるもの、持たざるもの

「お前ら無料コラムばっか読んでないで雑誌を読め！」

自分が持ってる人なのか、はたまた持ってない人なのかっちゅーのは、さすがに36年365日、自分というものと付き合っていたらなんとなく見えてくるようなものです。

ただ自分が持ってないのがわかっても、それに抗うように生きていきたいものでもあります。

やれ自分が良かった時を思い出したり、やれ自分はやれると鼓舞してみたり、悪あがきをしてみたりしてね。

ただついに自分が持ってないんだなーと認めざる得ない事象がおきましてね。

9月29日ボートレース江戸川さんで、
「ボートレース江戸川ミニスカ営業部」
の収録をしてたのですが、まぁ2人が当てること。

ネタバレはあまりしたくないのですが、今回もたくさん当てております。

しかも買い目がオシャレを通り越して、ファンタスティック。
到底僕には想像もつかない、晴天の霹靂買いとでもいえるような買い方。

ボートに詳しい篠田ゆうの、ズバッと刺さる買い目。

ボート初心者である波多野結衣の、天性のギャンブルパワーとアゲマンの買い目。

うーん我ながら凄い2人をキャスティングしたものだと、山田洋次ばりの上から目線で見てしまいましたね。
とにもかくにも配信されたら是非とも見てほしいものなのでよろしくお願いいたします！

と、ここまで書いておいてあれですけども、この感じでは完全に番組を見せたいがためのステマ、もしくは悪徳商法じゃないのかと思われそうなので、配信できないところで起きた出来事を書き記したいと思います。

ミニスカ営業部は特別業務として、毎回7レースにファンの人と触れ合えるミーティング業務があります。

そこの1つのイベントとして、

「2人が買った舟券が的中したら、来ているお客様にサイン入りQUOカードプレゼント」

というのがありまして、2人が当たると20名様、どちらか1人だと15名様、2人ともハズれると10名様に、というのがあるんですね。

2人には3000円分予想をしてもらうのですが、まぁ2人とも毎回当たらないこと山の如し。

さすがに今回はGIという素晴らしい舞台で、お客様もパッと見500人以上いるのに、ハズれるのはどういことかということで、今回はなんと江戸川さんから特別経費として、それぞれ1万円をいただく僥倖な出来事が。

そろそろ当てて盛り上げてよ！ という江戸川さんの無言のプレッシャーも感じていたケンタ中年。

対する波多野・篠田は、

「これ1点にかけて当たったら貰えるの？」

とスタッフに聞く始末。

「このたわけ！ 元々そこそこブルジョアな2人なんだからここは当てろってことでしょ」

と注意した所で、さらにケンタ中年からの悪魔の囁きが。

「これ普通の演者さんだったら12点くらいを厚めに買うけども、これはボートレース江戸川さんは俺らのことを試してるんだからな！俺たちに出来ることはただ1つ。マイナスになってでも多くのお客様にQUOカードを持って帰ってもらうことだからな」

ブルジョアな2人は、本来の目的であるボートレース江戸川を盛り上げるということをようやく思い出した模様。

「でも絶対当たるなんてありえないじゃん！」

ここで考えたケンタ中年。

「ボートレースは3連単全通りを買うと120通りなんよ。100円で買ったとすると12000円必要なのよ。ただ逆に言ったら1万円あれば100通り買えるんだよ。お互いがお互いに別の100通り買ったらどっちらかは絶対に当たるぞ！」

よく見えにくいと思いますが、

全ー全ー12345

全ー全ー12356

で2人は買っております。

6か4が3着にこなかったら当たる、つまりどちらかは必ず当たる。死せる孔明生ける仲達を走らすばりの名采配のケンタ中年でしたね。

しかしながら100通りを買っているということは最低でも100倍のオッズでないとマイナス、ボート用語で言うところのガミってしまう。

100倍ってことは俗に言う万舟ですよ。
初万舟とれました！ などとTwitterで上がってるくらい万舟というものはまだ見ぬエルドラド。

そう簡単に出るものでは無い。でも僕らはイベントを盛り上げたいがためにイベントをしている。マイナスでも関係無い！

結果 101倍

101倍ですよ、100円のプラスですよ。ちょうどジュースを買えるくらいのプラス。
あまりにも勝ちすぎるとボートレース江戸川さんにも申し訳ない気がする、101倍は本当にちょうどいい。

そんな2人を見ていたら本当に自分が持ってねーなと思いましたわ。

そんな僕がラブ嬢なんて打ったら天井でしかあたりませんよね。そりゃヘルプ嬢しか出てきませんよね。

リアルキャバクラでも、食事にいったあとに、さも当然の如く同伴いくことになりますよね。
あー持ってる男になりてーズラ！

続